スマートホーム(スマートハウス)の記事 2019.10.10
【Amazon発表会まとめ】わかってんじゃん!Alexaにほしかった機能が追加されました
さて、Amazon発表会のまとめ、後半戦です。
前の記事では、Echoブランドの新製品と今年もあったサプライズ製品を紹介しました。
この記事では、Alexaに搭載された新機能を紹介します。
では、さっそく行きましょう!
Alexa新機能:ささやき声に対応
これ!ささいなことだけど気の利く機能だと思います。
こちらが「ささやき声」で指示するとAlexaもささやき声で応答するとのこと。ないしょ話をしているみたいでちょっと楽しそうです。
もちろん、具体的なメリットもあります。
我が家でもよくある状況ですが、先に寝てしまった妻を起こさずにアラームを設定するとか、寝室の明かりを消すとかそういうときに役立つでしょう。
Alexa新機能:Echo同士の通信に最適な時間を提案(Alexa Connections)
スマートスピーカー自体の普及率がまだまだ低めな日本では、そもそもEchoを使った通信・会話 の回数も少ないのでメリットを感じにくいかもしれませんが、気の利いた新機能だと思います。
Echoの利用履歴などを元に「◯◯さんに連絡するなら今だよ!」とAlexaが教えてくれるってわけです。
また、Echo ShowやEcho Show 5のようにモーションセンサーが搭載された端末を使っている場合には、そのデータも利用できます。Echoに対して呼びかけはしていないけど家にいる、というような状況も察せるわけです。
もちろん、あなたと「◯◯さん」の双方が了解していないとこの機能はオンになりませんので、ご安心を。
Alexa新機能:聞き取り内容の確認
スマートスピーカーで何がストレスかって、間違いなく「言ったことをやってくれない」がいちばんです。
でも、スマートスピーカーは機械なのでサボったりはしません。聞き取れなかったか、聞き間違えたかのどっちかなんです。
そんなとき、GoogleのNest Hubなら、画面に司令が文字で表示されるのでこちらの言い間違いがすぐに分かってこのストレスはないんですが、Echoを含めたスマートスピーカーではなかなか難しいもの。
そこで「アレクサ、最後に私が言ったことを教えて」と言ってみましょう。あなたの言い間違いを教えてくれます。
Alexa新機能:応答の理由説明
これも、スマートスピーカーを使っていてのストレスをぐっと減らしてくれる新機能。
たとえば、「Alexa、リビングのフロアランプをつけて」と言ったのにリビングの照明をすべて点けてしまったようなとき、こう尋ねましょう。
「アレクサ、なぜそうしたの?」
ちょっと、いや、かなり嫌な感じの詰問口調ですが、するとアレクサはこう答えてくれます。
「あなたが、リビングの照明を点けるように指示されたからです」
はいはい。喧嘩しないで。
たぶん「フロアランプ」の「フロア」が不明瞭だったんでしょう。そんなときにはどうすればいいんでしたっけ?そう。
「アレクサ、最後に私が言ったことを教えて」
です。
ん…? これもかなり、嫌な感じ…。
コミュニケーションのストレスを削るために、アレクサにこんなこと言わなきゃいけないのは、コレ自体が正直ストレスですが、まぁ、正しく動くようになるために我慢しましょう。
Alexa新機能:音声録音の自動削除
最近ちょっと、セキュリティ関係ではトラブル続きのAmazon。
そんなAmazonだからこそ(?)、プライバシーには気を配っていることをことさら強調します。
これもその1つ。
「アレクサ、今日しゃべったことを全部削除して」とか「アレクサ、最後の録音を消して」とか言うことで、Amazon側がAlexaの学習用に保存している音声データを削除してくれます。
また「いちいちそんなことしてらんないよ!」という方のために、ユーザー側で設定した一定期間が過ぎた録音を自動削除するオプションもご用意。
スタッフがAlexaの収集した音声を盗み聞きしてるなんていうニュースもありましたからね…。
今度ばかりは「本当に」削除してくれることを願います。
日本で使えるAlexaの新機能はここまで。
米国ではホームセキュリティ関係の新機能がかなり追加されましたが、日本での提供は当面なさそうなので省きましょう。
実はこのAmazon発表会についてはもう少し書きたいことがあるので、それはまた別の記事で!
フリーのライター・編集者・プランナー。
ウェブメディアのプランニングと編集を軸に、記事執筆などの仕事もしています。趣味を仕事にしてしまいました。
得意分野はガジェット、AI、IoT関連。過去に、SNSマーケティングの専門メディア「kakeru」と、おでかけ情報メディア「Pathee Epic」の編集長をやってました。
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