「Azure Spring Cloud」発表。Spring Bootアプリの開発実行に対応したマネージドサービス、Pivotalとマイクロソフトが協業で
2019年10月10日
Pivotalとマイクロソフトは、Azure上でSpring Bootアプリケーションの開発や実行に対応したマネージドサービス「Azre Spring Cloud」を発表しました。
Spring Bootは、JavaのSpring Frameworkベースのアプリケーションを手軽に作成するためのフレームワークです。
Azure Spring Cloudは、「Azure Kubernetes Service」を基盤にしたマイクロサービスの実行環境と、アプリケーションのソースコードからコンテナイメージのビルドなどを行う「kpack」、そしてSpring Bootアプリケーションのためのフレームワークとして、Spring Bootのランタイム、ビルドサービス、Cosmos DBやAzure Database for MySQLなどとの統合レイヤ、Azureが提供するストレージやキャッシュ、イベントハブなどをSpringから利用するための抽象化レイヤや、レジストリ、ロードバランシング、サーキットブレイカー、メトリクス収集機能などを備えた「Spring Cloud」などから構成されます。
Azure Spring Cloudは現在、プライベートプレビューとして受付が開始されています。
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