これを覚えれば、作業効率が10倍に。“Excelの神”が教える効率化コマンド16選
若手ビジネスマンの仕事でも、かなり時間を割く必要がある「資料作成」。
業務上欠かすことはできませんが、その「資料作成」に追われて残業してしまうこともありますよね…。
なかでも表作成をする「Excel」に対して、苦手意識を持っている方も多いのでは?
しかし実はExcelこそ、マウスを使わないショートカットコマンドを覚えれば、作業効率が10倍近く上がるんだとか。
そんなExcelのショートカットを学ぶうえで最適な本を見つけました。その名も『神速Excel』。
外資系コンサル企業で「Excelの神」と呼ばれたExcelセミナー講師・中田元樹さんが、「1時間かかっていた作業が5分で終わった!」と評判のノウハウを凝縮した一冊です。
よく使う「最も効果のある」ショートカットだけを学んで、仕事を爆速で終わらせましょう!
「移動と選択」を制するものは、Excelを制する
Excelのほとんどの操作は①移動→②選択→③命令の工程で成り立っています。
一般的にショートカットといわれるものは、③命令のことを指します。
しかし実はExcel操作の半分を占めるのは、その前の工程である①移動と②選択なのです。
このことは、Excelがかなり得意な人でも見落としているケースが多いです。
ショートカットをたとえ100個覚えようとも、1000個覚えようとも、セルの選択の操作にマウスを使っている限り、Excel操作はなかなか速くなりません。
リスト作成やデータクレンジング(データ整理)など、Excelではさまざまな目的で資料を作成・加工しますが、すべての操作をキーボードで行う場合、操作の約半分は「セルの移動とセルの選択」、残り半分が「命令」です。
「セルの移動と選択」を制するものは、Excelを制するのです。
セル移動を高速化するExcelコマンド集
ワープ移動のショートカット
「Ctrl」&「↓」で矢印方向にワープ。
入力しながら下方向に移動
「データ入力」→「Enter」を繰り返せば、上から下へスムーズに入力。
入力しながら右方向に移動
「データ入力」→「Tab」を繰り返せば、左から右へスムーズに入力。
シート間を移動するショートカット
「Ctrl」&「PgDn」で右のシートに移動。
セル選択を高速化するExcelコマンド集
ワープ選択のショートカット
「Ctrl」&「Shift」&「↓」で、矢印方向に一斉選択。
列を一斉選択するショートカット
「Ctrl」を押しながら「Space」で列を一斉選択。
行を一斉選択するショートカット
「Shift」を押しながら「Space」で行を一斉選択(半角モードで)。
選択しているセルを編集モードに
「F2」でセル内を編集モードにできる。
表作成に便利なExcelコマンド集
すべての操作の土台である基本動作についてはこれまでお伝えしてきましたが、ちょっとした工夫や知識を応用することで作業効率が高まる便利技がたくさん存在します。
そのテクニックを紹介していきます。
Excel関数を0.5秒で入力する
「Alt」+「M」+「U」+「●」+「Enter」で集計関数を記述可能。
Excel関数を一瞬で複製する
「Ctrl」&「D(Down)」で下にコピー。
この「Ctrl」&「D」の便利なところは、いちいちコピー、貼り付けをしなくても操作一つでコピーが完了するところです。
最初は「Ctrl」&「C」などでついついコピーをしたくなりますが、貼り付けの操作は不要ですので、そのまま「Ctrl」&「D」とだけ押してください。
今度は右にコピーするショートカットを学びましょう。性質は「Ctrl」&「D」とまったく同じです。
「Ctrl」&「R(Right)」で右にコピー。
本日の日付を入力する
「Ctrl」&「;」で本日の日付を入力。
「Ctrl」&「:」で現在の時刻を入力。
列を挿入する
「Alt」+「I」+「C」で列が挿入される。
列を削除する
「Ctrl」&「-」で削除ボックスを出す→「C」で列を削除
行を挿入する
「Alt」+「I」+「R」で行を挿入。
行を削除する
「Ctrl」&「-」で削除ボックスを出す→「R」で行を削除
「Esc」でどんなボックスも消すことができる
「Esc」でボックスを閉じることができる
『神速Excel』専用教材を活用して、効率よくExcel操作を学ぼう
『神速Excel』のコンセプトは、「Excelをブラインドタッチせよ!」。
内容をマスターすれば、マウスすら使わず、まるでキーボードをブラインドタッチするかのようにExcelを操作できるようになるそうです。
さらに、同書は、Excel技術を効率よく学べる「ダウンロード教材」つき。
ぜひ同書をフル活用して、Excelショートカットを最速で身につけましょう!