【サッカー】久保建英「お客さんはお金を払って見に来てくれている、楽しませるのが自分たちの役割」史上最年少ゴールへ「期待してもらって大丈夫」2019年10月8日 20時59分
サッカー日本代表は8日、2022年W杯カタール大会アジア2次予選のホーム・モンゴル戦(10日・埼玉スタジアム)に向け、さいたま市内で冒頭以外を非公開でトレーニングした。最注目のMF久保建英(18)=マジョルカ=は「期待してもらって大丈夫」と、上機嫌にゴール宣言。42年ぶりとなる日本代表の最年少得点記録更新を予告した。 これまで数々の記録と、インパクトを残してきた久保が再び歴史を塗り替えようとしている。高まるW杯予選初先発への期待―。「誰もが頭から出るつもりでやっているが、監督の決定が全て」と口にした。 その顔つきには精悍(せいかん)さが増し、語る言葉には自信がにじむ。今夏にスペインへと渡り、ハイレベルな環境に身を置いた。マジョルカで刺激的な日々を過ごしているからこそ、こう口にする。 「どんどん周りのレベルが上がってきている。自分もそれに負けじと、今のところは適応できているとは思ってはいる。これから置いていかれないように、食らいついていきたい」 注目を集めてきたFC東京時代から常に周りに見られているという意識でプレーしてきた。未来や、目標を語ることは少なかった久保が唯一、語った夢がある。 「注目されたいとは思わない。だけど、サッカーが好きな子どもや、見ている人が自分のプレーを見て少しでも楽しい気持ちになってほしい。そういう子どもたちが憧れる選手にいつか自分もなりたい」 だからこそ、大観衆が集まるモンゴル戦に向けて「どんなプレーを見せたいか」と聞かれると、「お客さんがやっぱりお金を払って、僕らは楽しませるのが自分たちの役割だと思う。しっかりお客さんが満足してくれる試合ができればいい」と返した。 さらに、史上最年少ゴールへの期待に対し、さらりと「全然期待してもらって大丈夫です」と宣言した。モンゴルはU―15日本代表時代に対戦し、5得点の離れ業を演じた相手。日本サッカー界の未来を背負う18歳が、さらなる驚きを与える。その準備が整った。(馬場康平)
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