日本ハムがドラフト1位指名を公表している大船渡高・佐々木朗希投手(17)について球団は8日、2年前に7球団競合の末に獲得した清宮同様、事前の面談は行わない方針を明かした。
この日、千葉・鎌ケ谷の球団施設でスカウト会議が開かれた。各球団が続々と“佐々木詣”をする中、大渕スカウト部長は「面談はしません。担当スカウトに十分調査もしてもらっている。清宮の時と同じ。わざわざという感じです」と語った。すでに栗山監督が高校時代の大谷と比較し「今の能力は上」と最高の評価をするなど、面談をせずとも1位指名が揺らぐことはない。
競合が必至の中、次は誰がクジ引き役かに注目が集まる。5回連続で外している栗山監督は「オレはもともとないんだよね。クソッ。もう1回(GMに)土下座しようかな」と意欲を見せたが、吉村GMは「栗山監督以外です。決まっていますが、その公表はしません」と話した。清宮のときは木田GM補佐(現・投手チーフコーチ)が引き当て話題を独占した。佐々木の運命やいかに―。(土屋善文)