ブルージェイズの地元メディアが、DeNAからポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦を表明した筒香嘉智(27)に熱烈なラブコールを送った。8日のヤフースポーツ・カナダは「筒香はブルージェイズの理想的なFAターゲット」の見出しで、獲得に向かう際のさまざまな利点を挙げた。
「一塁に加えて外野もこなせ、これはアトキンスGMが理想と語るユーティリティー。今オフはその両方のポジションが補強ポイント。DH(指名打者)も視野に入れられる」
「11月に28歳の誕生日を迎える若さで、即座に衰える心配がなく、長期契約もいける。さらに2年後のチーム再建を考えれば、重圧のないメジャー1年目が環境変化の助けとなる」
「優れた左打者はビジオくらいで層が薄く、筒香は左打者。スイングは(フィリーズの大砲)ハーパーにたとえられ、打球もハーパーと同様に遠くへ飛ばせる」
「これはボーナスポイントだが、筒香は進歩的な考えの持ち主で、野球少年の酷使を避ける大事さを説いている」
同日のカナダ紙トロントスター(電子版)も、今オフのFA補強ポイントとして「一塁手は(チームからFAの)スモークと(レッドソックスの)モアランド、和製大砲の筒香くらいしか選択肢がない」と報じた。7日の米放送局CBSスポーツ(同)は、獲得を考慮する可能性がある球団としてホワイトソックス、インディアンス、ロッキーズ、マリナーズ、ジャイアンツを挙げた。