気の緩みだろうか。ヤンキースの守護神、「地球最速105マイル(約169キロ)左腕」アロルディス・チャプマン(31)が、7日のツインズ戦で地区シリーズ勝ち抜けを決めた直後、シャンパンファイトで利き腕の左手をけがしていた。8日の地元紙NYポスト(電子版)によれば、左手に冷却用の大きな包帯を巻いている姿が確認された。
7日にセーブを挙げた本人は「シャンパンファイトが始まったばかりのとき、ビンが当たったんだ」と説明。ただ、キャッシュマンGMは「包帯を巻いた方の手でグータッチしてきたから『どうしたんだ?』と聞いたら、満面の笑みだった」と、深刻視しなかった。
セレブレーションでのけがといえば、2010年5月、エンゼルスのモラレスが有名だ。サヨナラ本塁打後にジャンプしてホームインした際、左足首を骨折。翌11年も全休する大けがとなり、後に「あの2年間、プレーできていればなあと思ってしまう」と振り返った。今季のおばか故障といえば、5月にリハビリ中だったメッツのセスペデスが、牧場で自身いわく「穴に落ちて」足首を複雑骨折。今回も大事に至らなければいいが、偶然とはいえ、3人とも同じキューバ出身で…。