根尾昂の成長は誰もが気になる。「初めて見るので、僕も楽しみにしてたんです」。西武の松井稼頭央2軍監督の声だ。竜のドラ1が目指す「打てる遊撃手」の代表格。現役時代は根尾と同じ背番号7をつけ躍動したレジェンドもプレーを見る時を心待ちにしていた。
「彼の身体的特徴として腕が長い。扱いが難しいけど、普通の選手が捕れない球を処理してしまう」。この試合で根尾は中前に抜けそうなゴロを目いっぱい手を伸ばし好捕。ゴールデングラブ賞を4度受賞した名手も一目置くプレー。そして「まだまだ伸びる。楽しみしかないです」と付け加えた。
この話を根尾に伝えると「日米で活躍された方にそう言ってもらえて光栄です。違った姿を見せられたら」と笑顔。再びレジェンドの前でプレーする19日の西武戦(南郷)で、また新たな姿を披露してほしい。(長森謙介)