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不審者侵入対策 建て替えで強化 伏見橋交番の落成式

新築された金沢中署伏見橋交番=金沢市西泉で

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 建て替えていた金沢市西泉一の金沢中署伏見橋交番の落成式が八日、同署であり、関係者ら約三十人が出席した。新交番は入り口ひさしを帽子のつばに見立て、警察官の制帽をイメージさせる外観。パトカーを連想させるグレーのツートンカラーで、地域の安全安心のシンボルになるよう意識している。

 一九八三(昭和五十八)年に建てられた旧交番は老朽化が進み、三月に同じ場所で新築工事に着工。九月に完成し、同月二十六日から業務を始めている。

 新交番は鉄骨二階建て、延べ床面積百十平方メートル。一階奥には相談業務に対応できるコミュニティールームを設け、入り口の段差をなくすなどバリアフリーにも配慮している。

 富山市などで交番が襲撃され警察官が死亡した事件を受け、不審者が簡単に乗り越えられないよう、対面するカウンターを高くしたほか、机の幅を広くして警察官の安全にも心掛けた。

 二階の仮眠室には旧交番になかった女性専用室を設け、女性警察官も勤務できるようになった。

 落成式で村本義和署長は「住民の安全安心のとりでとなる交番ができたことを契機に、一層の誇りと使命感を持って警察活動を行っていく」とあいさつ。現地で関係者らを招いた内覧会もあった。

  (本安幸則)

 

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