先日、ボートピア横浜の場長であるベイ吉こと松永良一氏のTweet内容について、常識から判断して看過しえない内容があったため、本人及び施行者である府中市に真意を確認しました。(なお、わたしはこの松永良一氏のことは知りませんでしたし、特に悪意を持つものではありません)

私は、ボートレースが好きで、結構舟券も買っている方だと思うのですが、一方で身内にギャンブルで身を崩した者がおり、精神疾患としてのギャンブル依存症とその対策については関心があります。

ギャンブルというものは強烈な魅力を放つもので、古くはドストエフスキーの「賭博者」だったり、現代では、福本伸行の作品群であったり、ギャンブル自体が作品の重要なテーマになるものです。福本伸行の表現を借りると、ギャンブルは身を崩してしまうほどの悪魔的な魅力を秘めていると思います

IR(カジノ)関連法案の成立に向けて、ギャンブル依存症対策が争点の一つになっており、国会審議の中ででは既存の公営競技についてはどのような対策を取っているのかが問われました。
モーターボート競走については、監督官庁の国土交通省の対応がこちらに公表されております。
なるほど、若干白々しいけど、ボートについても施行者がそれなりの対応を行っているのかと感心しておりました。

ところが、twitterを見ると、坂上忍のボートレースに乾杯にも出演したボートピア横浜の場長である松永良一氏のTweetに以下の内容が連呼されているのです。


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張り続ける限り負けは確定しません!博打で溶けた金は博打で取り返せ!
オケラの美学、破滅の美学を理解できない人は不幸です。


公営競技はどの競技でも25%のテラ銭を取っているので、戻しは75%で基本的にやればやるほど負けるようにできております。
ギャンブル依存症対策を行っている(はず)の府中市が委嘱している日本ボートレース競走会の職員で責任者の場長が、客を破滅させようとtwitterで煽っている。
自らが金儲けをするために、ギャンブルに負けている人、お金がない人によりギャンブルにのめり込んで破滅するまでお金を使わせてやろうという発言は異常であり、鬼に近いものがあります。
施行者と場長の言動の不一致が凄まじく、あまりにも違和感を感じるものでした。

そもそもこの人は競走会の関係者なので舟券は購入できないのです。買ったことがないはずです。それなのに「博打で溶けた金は博打で取り返せ!」と負けてる客に舟券を買わせようとするのはどういう神経なんでしょうか。

気になったのでtwitterで松永良一氏の書き込みに真意を確認したのですが、数ヶ月たっても反応がなく、しきりと艇客を破滅させようという書き込みを連呼しているのです。いよいよこの人は確信犯だと思い、これは施行者に確認するしか無いと思い、府中市に真意を確認しました。
府中市はギャンブル依存症対策を行っていると称しているが、実際は破滅させてでも金儲けをしようとしているのか、場長はこんな発言を繰り返しているが、市は追認しているのかと。
1週間ほどで以下のとおり回答がありました。

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これは常識的な回答でして、私が担当者でもこういう回答を作らざるをえないなと思うものでした。府中市の担当者様の誠実な回答に感謝します。
ベイ吉こと松永良一氏のtwitterをみるとたしかに該当のTweetが何事もなかったかのように無くなっているので、きっと競走会に怒られて仕方なしに消したんだなと思いました。わかるのはこの人はボートレース客を富を搾り取る対象としかみていないし、心底軽蔑しているのではないでしょうか。人間の内面には外から窺い知ることができない暗い部分があるということを知らされたものです。

ボートレース関係者が懸命に努力をして、売上が右肩下がりの年が続いた冬の時代を乗り切り、ついに現在のような経営状態になったことは素晴らしいことだと思います。地方競馬、競輪、オートレースの閉鎖が相次ぐ中でボートレースだけが1場も閉鎖しなかったのは特筆すべきことです。外部環境に合わせて自ら変化することができたからなのではないかと思います。

一艇客としては、心無い関係者の言動で積み上げてきた信頼を失うことがないよう、真摯にファンに向き合って魅力的なエンターテインメントを提供していただきたいと思う次第です。

※追記
こんなTweetもありました。

キャプチャ
お前が言うな~(笑)
もはや何も言うことはないです。


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