ホリエモンのつぶやきで、炎上中の”手取り14万”。
私は、個人的に、同感です。
以下、2度にわたり書いてきた、「賃金上げろ」記事ですが
よろしければ先にお読みください。
日本人の給与について
この20年間、世界の先進国、給与は80%上昇しているのです。
日本?
9%下落しているのです。
賃金が上昇しなかったのは、日本だけなのです。
その結果、空前の好景気だった20年間、国民はその恩恵も感じないまま、終焉に向かいつつある昨今、リセッションに突入していこうとしています。結果、絶好のチャンスにデフレ脱出もできなかった。こんなことがあっても良いのでしょうか?
日本企業内部留保金の闇
日本企業の内部留保金 400兆円。
あのアメリカよりも多い。おまけに、日本経済の2倍の額。
世界一なのです。
おまけに、その内部留保金を投資に回すこともせず、
現金預金で200兆円!も持っているのです。
デフレ脱出失敗の責任はドケチな日本企業
国税庁のデータによると、日本の給料は、この20年間で20ポイントも下がっているのですが、給料が下がり始めたのは平成9年なのです。しかし物価が下がり始めたのは平成10年です(金融庁データ)。つまり給料の方が早く下がり始めているのです。これをみると、デフレになったから給料が下がったという解釈は、明らかに無理があります。
そして、以下、私の上の記事に書いた内容と同じですがお読みください。
これは国際間のデータ比較も、明確にそれを指示しています。実は、近年、先進国の中で、デフレで苦しんでいるのは日本だけなのです。そして、先進国の中で、この20年間で、給与が下がっているのは、先進国ではほぼ日本だけなのです。
しつこいですが、先進国で賃金が上がらなかった、それどころ、最悪なことに、
下がったのは日本だけなのです。
この20年のうち、先進国はどこの国でもリーマン・ショックを経験し、同じように不景気を経てきました。でも、OECDの統計によると、先進国はどこの国も、給料は上がっているのです。EUやアメリカでは、20年前に比べて平均収入が30ポイント以上も上がっているのです。日本だけが給料が下がっているのです。
- この20年間、デフレで苦しんでいるのは先進国では日本だけ
- この20年間、人件費が下がり続けているのは先進国で日本だけ
この二つの事実を重ね合わせたとき、「日本は人件費が下がっているからデフレになっている」ということがわかるはずです。
つまり、日本のデフレの原因について「日本国内でのデータ」と「国際比較でのデータ」の二つのルートで同じ解答を示しているのです。
出典:https://www.mag2.com/p/news/366881
世間の声は?
そうです。 みんなでもっと声を上げるべきです!
ブラック企業だけの話でもない、もっと給与もらうべき声をあげるべきだと思います。
こういう意見もあるのですね。しかし、行動を起こさらければ、”受け入れた=了承”と同じで、今後も変わらないのも、厳しい事実だと思います。
手取り14万円でホリエモンが炎上してるけど、私もホリエモンの意見に同意派!
— yuuna🧸 (@yuu_yuuuuuna) October 7, 2019
仕事や手取りに不満あって仕事辞めたいって人、私も昔はそうだったけど。。
そんなのできないって何もしないより何かしたほうが絶対変わるよ🐼✨✨
私だって変われたし😤 #手取り14万 pic.twitter.com/8QqSw5dEfK
こういう意見が多勢になり、皆で怒るべきだと思います。
まとめ
日本の企業は世界一、内部留保金を溜め込み、お金は腐る程持ってているようです。それを労働者に還元しない、「世界一のドケチ」
日本人は世界で有数の超優良な人材です。それに見合う「対価」を払ってこそ、労働力も上がる、市場にお金も出回り始める(未来に希望が持てる)、それが、デフレ脱出の
道だと思います。
最後に、デフレについてご興味のある方に、参考になる本をいくつか見つけたので、ご紹介します。
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今日も最後まで読んで下さって、誠にありがとうございます。いいな、と思って下さったら、スターマーク、ブックマーク、読者登録して頂けましたら、本当に嬉しいです。では、まだ次回!