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私たち(ろう者)の話を聞いて

第5回「一番、感激したこと」

  • 会社に入って、私の為に、指文字と手話を一気に覚えてくれたことです。
  • 学生時代、アルバイトをやったことがありました。アルバイトは初体験だし、毎週土・日曜日もアルバイトをやってきました。聾者は私だけで、料理長やウエイトレスの人達は、聾者を初めて見る人が多かったけど、すぐ、仲良くしてくれたり、「手話をどうやってるの教えて」とか声をかけられたりしました。皆が私の為に、口の動きが分かるように大きく口を開けてお話ししてくれたこと事、本当に感激しました。最初は若者達は聾の理解が分からず、知らん振りかと思って、凄く不安だった。でも、予想と違って、若者達が凄く優しかったです。今でも忘れられないです。
  • 聾の人が1人ぼっちの時、健常者の人が聾の人を気配りして、健常者から「一緒にお話ししよう」という声をかけてくれるです。
  • 道に迷いウロウロしてた時、見知らぬ女性が、私達を見かねたのか、片手に手話の本を持ちながら、一生懸命私達の質問に応じて下さいました。一つ一つの言葉を辞典で調べて答えてくれた真剣な姿は、私達にとって凄く嬉しかったです。もう一回その人に心から「有難う」と一言を言いたいです。
  • 海外旅行に行った時の話です。2年前友達と初海外旅行でハワイに行きました。観光ツアーでハワイ島に行きました。観光バスに乗っている時、ガイドさんの話は全く分かりませんでした。私達の席の隣の席に座っていた家族らしきおじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、お母さん4人が座っていました。その家族の人が私達をじろじろ見ていました。その時は「手話でも珍しいから見てるのかな?」って気にしていませんでした。あるお父さんがメモを見せてくれた。そのメモにはガイドさんの言ってる事が書いてありました。その時私達は何もしてないのにある家族の人達から教えてくれるなんてすごっく感動しました!それからお菓子交換したりお喋りしました。家族の人達は養護学校の先生をやっていたそうです。今でもあの家族の顔は忘れられません。本当にやさしく暖かい顔をしていました。
  • 今通ってるバイク教習所の話です。最初は入校を認めてくれなかったけど、ある教官が、私を見かけて「話わかるよね。大丈夫じゃないの?」の一言で入校を認めてくれたんです。「大変だろうけど、頑張るんだぞ」って励ましを貰って、凄く嬉しかったです。いざ、入校すると、手話とか聴覚障害に興味を持ってくれる人もいて、「手話間違ってる?」とか「耳が聞こえないってどんな風に聞こえないの?」とか分け隔てる事なく接してくれた教官もいて、更に感動しました。私たちは健聴者にたまにイヤな顔されて、ショック受けることもしばしばあります。そういう風に感じたことがなく、楽しく通わせていただいてます。

作成日:2000.3.28
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