萩生田文科相の後押しで「幸福の科学大学」ついに開学か
<「2年目からは堂々と学長やれるから。そこではもう、介入できないから。」と、萩生田議員からも学長を変えれば開設できるという旨のアドバイスがあった>
■モリカケに続く“学園モノ”か
教団の大学開設に尽力していたことをうかがわせる内容だ。加計学園の獣医学部新設をめぐる文科省のメモに萩生田氏の名前があったことは「私の名前を使って省内の調整を図った人たちがいた」とシラを切っているが、この弁明請求書についても同じ説明をするのだろうか。
「弁明請求書の内容は教団のウェブサイトにも掲載されていましたが、9月の内閣改造で萩生田氏が文科相に就任すると、なぜか萩生田氏の名前が含まれた文書も含めて、前回の申請に関する文書が全て消された。5年前にも教団の大学設置を後押しするような動きをしていた萩生田氏が、さらに大きな影響力を持つ文科相という立場になっているわけで、開学が認められる可能性は高まったようにみえる。教団の大川隆法総裁は13年2月の講演で、大学設置について『認可が下りるまでは一応、文科省の指導方針に合わせた方向でつくっていくが、逸脱していくことは当然ありうる』と話していました。前回の失敗を踏まえ、学問と教義の区別がつかない若者を大量生産するようなカルト的な教育実態を隠して、より巧妙に申請するつもりでしょう」(宗教問題に詳しいジャーナリスト)
大学設置は文科省の審議会で審査されることになっているが、書類が整っていれば認可せざるを得ない。大臣就任以降、強権ぶりが際立つ萩生田氏が睨みを利かせている現状ではなおさらだ。