関西電力金品受領問題 返すと元助役が“倍返し”
関西電力役員が受け取った金品を返還すると、その後、元助役から倍近い金品が贈り返されていたことがわかった。
福井・高浜町の森山元助役は、関電の役員ら20人に多額の現金や商品券などを渡した際に、幹部が返還すると、後日、倍近くの金品を贈り返していたことがわかった。
関係者によると、1億2,000万円余りと、最も多い金額を受け取っていた原子力事業本部の鈴木聡本部長代理は、1年間で19回、高額な金品を返還したところ、森山元助役から29回にわたり、贈り返されていたとみられている。
返還すればするほど受け取る金品が増え、長年にわたるやり取りから、関電幹部らの受領額が膨らんだ構図が浮かび上がっている。
(福井テレビ)