プログラミングの学習を始めてたけど、全くわからないと諦めてしまう人も少なくありません。
特に初心者の方にとっては、覚えることも多く挫折してしまうポイントが多いので仕方ないとすら感じます。
しかもプログラミング教材の初心者向けは、意外と専門用語が多くわかりにくいです。
現役エンジニア兼プログラミング講師として、こうしたプログラミング教材も、初心者が全くわからないと感じる原因だと思っています。
そこで今回は、プログラミングが全くわからない人が挫折しやすい理由と、少しでもプログラミングに興味を持ってもらえる方法を紹介します。
内容としては、プログラミングの勉強を始めたばかりの初心者向けになりますが、基礎ができれば応用力もつくので中級レベルにすぐなれると思います。
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Contents
プログラミングが全くわからない理由
まずプログラミングが全くわからない人が感じている理由を説明したいと思います。
私もプログラミングを勉強したときは、意味がさっぱりわからず諦めたことがありました。
また周りのエンジニア(未経験の新入社員などが良く当てはまります。)が、プログラミングがわからないと悩んでいる時に相談されるので、わからない人の心情は少しは理解できるつもりです。
プログラミングの基礎が理解できない
これは経験の差になってしまうのですが、初心者の方はプログラミングのいろはを当然ながら理解していません。
プログラミングに必要な基礎となる考え方ができていないので、なかなか次のステップへ進めないのです。
プログラミングでは大事な
- 変数
- ループ
- 配列
- 関数
- オブジェクト指向
といったプログラミングに必要な知識がなく本を読んでもさっぱりわからないのです。
これは私も苦労したのですが、考え方が定着するまで繰り返さないとなかなか身につきません。
特に配列やループの考え方がわからず、なかなか進歩しませんでした。
ですがプログラミングを自分で作っていくうちに、自然と考え方が理解できるようになっていました。
どんな分野の勉強にも当てはまると思うのですが、基本が身につくと、どんどんレベルアップします。
受験勉強も同じでしたが、基本ができると応用力がつくので解ける問題が増えてきます。
これはプログラミングも同じで、経験値を上げていくことで少しづつプログラミングのいろはがわかってきます。
特にプログラミングは参考書も難しく、最初の1冊を間違えるとなかなか上達しません。
自分のレベルに合った勉強をすることが、プログラミング上達の近道になることを覚えておいてください。
間違った勉強法で苦手意識を持ってしまう
確かにプログラミングは難しいのですが、勉強のやり方が悪いと全くわからない!と挫折する原因になります。
学習方法は様々ありますが、最初に選んだプログラミング言語が難しいと高い確率で挫折します。
特にC言語やスマホアプリ開発につかうような癖のあるプログラミング言語は、初心者が勉強するにはハードルが高いです。
いきなり難しいことから始めて、プログラミングに苦手意識を持ってしまうのです。
プログラミングをこれから勉強する初心者やまだプログラミングがよくわからない初心者は、PHPやRubyのような初心者にも扱いやすいプログラミング言語を選びましょう。
こうした難易度の低いプログラミング言語で、プログラムの基本がわかると難しいプログラミング言語も理解できるようになります。
プログラミングが全くわからないと諦めているなら、一度、勉強しているプログラミング言語を見直してみて下さい。
Web系のプログラミング言語であるPHPやRubyは、初心者でも環境を構築しやすいのでおすすめです。
プログラムの目的がわからない
学生時代に、数学って勉強しても日常生活で使わないし意味ないのでは。
そう思ったことがある人も少なくないと思います。
プログラミングがわからない人に良くある心理として、この作る意味がわからないことがあります。
なんのためにプログラミングを作るかわからないと、勉強していてもモチベーションが上がりません。
プログラミングがわからない人は、「動きが目に見える」プログラミングの勉強をして下さい。
実際に自分がプログラミングしたものの動きをみることで、プログラミングの考え方がわかってきます。
おすすめの勉強法としては、Web系のプログラミング言語で勉強することです。
Web系のプログラミングを勉強する時は、参考書もなるべく優しいものを選びましょう。
PHPやRubyといったプログラミング言語は、初心者でも環境構築しやすく作ったプログラムをネットで見ることができます。
格安のレンタルサーバーでは、PHPが使えるところが多く、初心者の場合、すぐにプログラミング言語の勉強ができます。
自分が作ったプログラムがネットで見れると、かなり感動しますよ。
プログラミングスキルに関係しない勘違いしやすいこと
プログラミングを始めようとしている人は、どうしても難しく考えてしまう傾向があります。
この知識がないとプログラミングできないのでは?と勘違いしていることを紹介します。
これらの知識は実際のところ、なくても全く問題ありません。
文系でもプログラミングはできる
良くある間違いに、文系はプログラミングができないという勘違いです。
確かにプログラミングには論理的思考が必要ですが、理系でなくてもこうした思考は身につきます。
文系だからプログラミングができないわけではないので、もしあなたが文系でプログラミングを勉強するか迷っているならチャレンジしてください。
もちろん最初は難しいと思いますが、文系の人にも優秀なプログラマーはたくさんいます。
実際のところ、プロとして働いているプログラマーの多くは文系出身者です。
特に中小IT企業などは、文系未経験者でも積極的に採用するので文系プログラマーはかなり増えています。
英語ができなくてもプログラミングできる
プログラミング言語の多くは英語を使っていますが、英語ができなくてもプログラミングは組むことができます。
英語がわかれば、変数や文法の意味が分かりますが、知っていてもプログラミングが理解できるかは別ものです。
私の周りでも帰国子女の未経験プログラマーがいましたが、英語はプロフェッショナルでもプログラミングがわからないと苦戦していました。
ただ英語ができると良いことに、海外のサイトが読みやすいことがあります。
stackoverflowなど、プログラマーに役立つ英語サイトも多いので、英語ができるに越したことはありません。
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プログラミングが全くわからなくても大丈夫です!プログラマーは天才ではありません
知らない人には、「プログラミング」は一部の頭の良い人ができる世界だと思えるようです。
私も自分がプログラミングの仕事をしていると伝えると、「頭いいんですね~」という答えが返ってきます。
知らない人には凄いことをしているように見えるのでしょうが、プログラミングは頭が良くなくても組むことはできます。
もちろんスキルが無ければ仕事はできませんが、特別、頭が良くないとできないわけではありません。
私の周りのプログラマーも、文系出身や未経験が多く学生時代に天才と言われていた人はいないようです。
そんな彼らも、1年もすれば実践で仕事ができる戦力になります。
※もちろん超優秀なプログラマーもいて、そういった人はグーグルのような第一線の企業で働いています。
プログラマーで食べていける人は、プログラミングの経験値を着実に積み重ねている人になります。
正直に言うと、1年もプログラミングをしていれば嫌でもプログラムの考え方がわかるようになります。
私も最初の半年は、プログラミングが全くわからかなったのですが、1年経過することには普通にわかるようになっていました。
多分、プログラミングがわからない初心者は、また勉強を初めて数か月程度だと思います。
その時期にプログラミングがわからないのは当然なので、もう少し頑張ってみて下さい。
自然にプログラミングの脳ができ上がり、一人でプログラミングが組めるようになります。
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プログラミングがわからない人におすすめの勉強法
プログラミングは天才でなくても、継続すれば理解できるこをと説明しました。
ですが学習速度に関しては、適切な勉強をしたほうが初心者はプログラミングの理解度が早くなると思います。
特に独学や全くの未経験の人は、Web系のプログラミング言語で勉強することをおすすめします。
PHPやRubyといった、Webサービスで良く使われるプログラミング言語は個人でもサービスが作りやすいです。
参考書の基本的な内容をレンタルサーバで試して、一通り終わったら自分でWebサイトを作ってみてもいいと思います。
お問合わせフォームや、ブログ(ワードプレス)など自分でできるサービスも多いからです。
Webプログラミングの良いところは、将来的にフリーで働く選択肢が増えることです。
企業に勤めてスキルを磨くのも良いですが、フリーで仕事ができるようになると仕事や時間の幅が増えますよ。
少し脱線しましたが、プログラミングがわからない人は、Webプログラミングから始めるのがおすすめです。
全くわからない初心者はプログラミングスクールに行くべきなのか
最後にプログラミングスクールについて説明します。
実践的なスキルを最短で身につけるには、プログラミングスクールの利用はとても効果的です。
初心者が最短で現場レベルのスキルが身につくカリキュラムを組んでいるので、効率よく学習できるのは間違いありません。
ですがスクールにはデメリットもあり、どうしても費用が高くなってしまうことです。
もしプログラミングを勉強する目的が将来の仕事関係(就職やフリーランスなど)であれば、プログラミングスクールを利用するのもおすすめです。
スクールは就職・転職のサポートが充実していて、卒業後に良い企業を紹介してもらえる可能性が高いからです。
逆に将来のためや趣味であれば、まずは独学でプログラミングを勉強してみるのがおすすめです。
説明した通り、プログラミングスキルは日々使わなければ上達が難しいです。
費用の高いプログラミングスクールに通ったとして、卒業後に使わないと忘れてしまうからです。
せっかく高いお金を出して勉強したのに、そのスキルを使わないままにするのは勿体ないことです。
プログラミングスクールはとても役立ちますが、自分の目的によって通うかを選択してください。
もしプログラマーとして就職・転職したいけど、プログラミングが全くわからないならプログラミングスクールの選択はおすすめできます。
プログラミングスクールは増えているので、自分に合ったスクールを選ばないと失敗します。
個人的には、無理に通学する必要はなくオンラインのプログラミングスクールでも十分だと感じています。
プログラミングスキルは一生食べていけるスキルになるので、仕事に困ることはありません。
また自信がついたら、フリーランサーとして一人で生活することができるメリットもあります。
将来性も高いスキルになるので、是非ともチャレンジしてください。
最初は全くわからないのが普通ですが、1年くらい継続すればフリーで食べていけるスキルは身につきます。