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【芸能・社会】

C型肝炎、硬膜下血腫…デビュー40周年"歌う新聞社"BOROは闘病10年も「103歳まで歌う」

2019年10月7日 23時20分

デビュー40周年を迎えた歌手のBORO=東京都千代田区で(斉藤直己撮影)

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 「大阪で生まれた女」などのヒットで人気のシンガー・ソングライターBORO(65)がデビュー40周年を記念して発売したアルバム「RISING!」が好評だ。

 デビュー記念日の8月1日に発売したアルバムは、オリジナルとしては10年ぶりの作品。50歳を過ぎC型肝炎や膿がたまる上顎洞炎(じょうがくどうえん)、硬膜下血腫など、10年以上にわたる闘病生活が続いていた。

 本紙の取材に応じたBOROは「病気が落ち着いてからはカバーアルバムも出しましたが、今回は完全オリジナル作品でやっと僕の本領が発揮できたと思ってます。タイトルには今から夜明け、もう一度スタートだ、との思いを込めました」。

 アルバムには「小さな拳銃」「CAST」など全12曲を収録。いずれも人生の応援歌となるような温かいメッセージが込められた作品だ。

 「今回のテーマはハッピー。やむにやまれぬ思いを、音楽するのが僕のスタイルです。その時代、時代の時事ネタを歌にする。いわば“歌う新聞社”みたいなもんです」と笑った。

 レコーディング中の3月。「大阪で生まれた女」をプロデュースした内田裕也さん、同曲をカバーした萩原健一さんが相次いで亡くなった。「びっくりしました。寂しい思いでレコーディングしてました」。

 40年を振り返って「しんどかった。60歳まで生きられないと思っていましたし、40周年を迎えられ、アルバムも出せてうれしい」。健康体も取り戻し、歌への意欲は高まるばかり。「103歳まで歌うつもりです!」と目を輝かせた。

 

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