中日の与田剛監督(53)が7日、ナゴヤドームでの秋季練習後に阿波野秀幸投手コーチ(55)とともに空路、宮崎入りした。みやざきフェニックス・リーグ視察が目的で数日間、滞在する。
最大の目的は敵情視察。若竜の戦いに足を運ぶこともあるが、他球団を見ることに主眼を置く。与田監督は「いろいろ、普段は見られないことを見ておきたい」と話す。8日はサンマリンスタジアム宮崎で行われるDeNAーオリックスを視察する予定だ。
フェニックス・リーグには韓国のプロ野球3球団と四国アイランドリーグ選抜も出場する。国内の他球団を含め、意外な原石を発見できるかもしれない。加藤球団代表も「自チームに足りないものを直接見られる。その場で商談とはいかないけど、情報を持ち帰ってくれれば」とスカウティングに期待を寄せた。
「とにかくプラスの材料を。選手のことだけでなく、全体的な野球をもう一回見ることは自分の勉強になる」と与田監督。数日間は、ベンチでなくスタンドや関係者ブースから試合を見つめる。