鹿沼市内のドラッグストアで大量の化粧品などを盗んだとして県警に窃盗の疑いで逮捕されたベトナム人の女が、ベトナムから会員制交流サイト(SNS)を使って万引の実行役とされる男女に目当ての商品を指示していたことが4日までに、捜査関係者への取材で分かった。女は「ベトナムで転売するつもりだった」などと供述、来日しては下見をして人気の商品ばかりを狙っていたという。

 「棚の商品がごっそりなくなっていた。許せない」。同市内のドラッグストアの男性店長(32)は被害を振り返り憤る。スタッフが巡回を強化するが、「相手は『プロ』で一瞬の犯行。対策は難しい」と漏らす。