覚醒剤“340キロ”隠して営利目的で所持 台湾籍の男らに懲役10年等の判決「組織的犯行で莫大な量」
倉庫に覚醒剤およそ340キロを隠し、営利目的で所持していた罪に問われていた台湾籍の男2人。それぞれ懲役10年と8年の判決です。
台湾籍で自称・自営業の徐正嘉被告(38)と許栄棋被告(39)は去年10月、名古屋市港区の倉庫で覚醒剤およそ340キロを営利目的で所持した罪に問われていました。
これまでの裁判で、徐被告は起訴内容を認める一方、許被告は無罪を主張。検察側は「覚せい剤をタイヤホイールに隠して密輸し計画性の高い犯行」などと指摘して徐被告に懲役13年、許被告に懲役10年を求刑していました。
7日の裁判で名古屋地裁は「組織的犯行で莫大な覚醒剤の量であり国内に拡散した場合の影響は計り知れない」などとして、徐被告に懲役10年、許被告に懲役8年を言い渡しました。