ラグビーのW杯日本大会は6日、1次リーグB組で3連覇を狙うニュージーランド(NZ、オールブラックス)が11トライを挙げてナミビアに71-9で大勝、3連勝の勝ち点14で同組首位に立った。
カナダ戦からポジション変更も含めて先発13人を入れ替えたNZは、序盤にミスを連発。一時は1点差に詰め寄られるなど苦戦した。15点リードで折り返した後半は一転、ボール保持を徹底して7トライを奪い、守備は無失点と手堅かった。ハンセン監督は「中3日の調整だったが、全体的には良かった」と淡々と振り返った。
決勝トーナメントに進出すれば、日本と対戦する可能性がある。指揮官は「目の前の試合にフォーカスする」としながら、日本の印象を「いいラグビーをしている。見ていてエキサイトする」と語った。アイルランド、スコットランドとの三つどもえの争いとなっている、A組の戦況も織り込み済みだった。
FBのB・スミスは、同国出身で日本を指揮するジョセフ・ヘッドコーチと、ブラウン・アタックコーチの名前を挙げ「しっかりしたコーチ陣が指導しているから、(快進撃は)驚くことではない」と冷静。イタリア戦に集中するとした上で「トーナメントでの日本との対戦を楽しみにしている」とも語った。(高畑章)