海上保安庁によると、7日午前9時5分ごろ、日本海の「大和(やまと)堆(たい)」と呼ばれる海域付近で、違法操業の取り締まりをしていた水産庁の漁業取締船「おおくに」と北朝鮮の漁船が衝突した。漁船は午前9時半ごろに沈没、漁船の約20人が海に投げ出され、水産庁の船舶が救助に当たっている。現場は日本の排他的経済水域(EEZ)内という。
水産庁によると、EEZ内に入っている船をおおくにが確認。EEZ外に退去するよう警告していたところ、双方の船体同士が接触したという。水産庁は当時の状況やけが人などの確認を進めている。現場は、石川県の能登半島沖北西約350キロ。大和堆は周囲よりも浅くなっている場所で、スルメイカの好漁場として知られている。
この海域では2016年秋ごろから、北朝鮮の漁船による違法操業が急増。17年からは海保や水産庁が警戒し、取り締まりを強化していた。
海保によると、今年に入ってか…
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朝日新聞国際報道部