ご訪問ありがとうございます。
いくつか前の記事で
を発信しました。
乳癌治療前の乳癌の状態(ステージ3C)と
術前化学療法
(FEC×4→ドセタキセル+ハーセプチン ×4)
後の画像で、抗がん剤効果がビジュアルに
分かる画像などを再掲しました。
分子標的薬ハーセプチンは、
進行が速く、予後が悪かったHER2陽性乳癌
の予後を数年単位で大きく延ばした、
夢の新薬だったと言える薬剤
です。
※私の乳癌はpCRはしなかった、
でも、今生きているのは、手術、抗がん剤
放射線、全ての集学的治療のおかげ、
中でも、ハーセプチンのおかげが大きかった
んじゃないかな、と思います。
(合わせて、藁と分かって試した活性化自己リンパ球
療法で増やした自分のリンパ球も頑張ったのかも
しれないし…。
↑高額なのでお勧めするわけじゃないですよ。
癌を縮小させる力があると思っていません。
三大治療で落ちた免疫力の回復と、気持ち的な
やれるだけのことはした、という納得性、かな)
副作用も、従来の抗がん剤の比でなく軽い
のですが(比較的強く副作用の出た私も
軽く感じました)、
副作用がないわけではありません。
(どの薬剤にも副作用はあります)
副作用について書かれた、
広島大学病院乳腺外科のブログ記事を
ご紹介リブログさせていただきます。
【因みに、私の場合 (再掲)】
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2014年9月26日(金)
2017/6/17 投稿
ドセ+ハーセプチン1回目
ハーセプチンの怖い副作用は、ほぼ初回に
出る、と、多くのお医者様が言われてます。
私も、FEC、ドセ+ハーセプチンで
最も怖かったのが、ハーセプチンの初回。
点滴が始まってから、どんどん
悪寒が激しくなって、
身体を押さえ付けられないと、
自分では動きが止められないくらい、
ガタガタ、ガタガタの震え。
看護士さん呼ぶ言葉も、歯がガチガチ、
ガチガチ言うだけで、言葉にならない。
ナースコールを押して、
カーテンの後ろにいる先生、看護師さんに
来ていただきました。
怖かった~
毛布をかけて、大きなカイロ?を抱かせて
いただき、温めていただいて、
点滴の速度をさらにゆっくりにして
(元々初回はゆっくり点滴してたのですが)
続行しました。
ハーセプチンの点滴が終わったら、
すっと、震えも悪寒も止まりました。
2回目は、毛布と抱きカイロをあらかじめ
準備していただいて臨みましたが、
不要でした。
正に、初回だけの副作用でした。
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2014年 9月26日(金) 1回目
ドセタキセルの副作用
ハーセプチンの副作用
2014年10月17日(金) 2回目
2014年11月 7日(金) 3回目
2014年11月28日(金) 4回目
ドセ+ハーセプチンの前にFEC療法を
しているので、
FECと同様の副作用は、FECの副作用が
残っているのか、ドセやハーセプチンの
副作用なのかは、正確には分かりません。
以外は、総じて、
FECより遥かに副作用
は少なく、楽でした。
(娘の携帯~メール~依存対応に手をとられ
副作用を感じてる場合じゃなかっただけ
かもしれません
)
▼脱毛
▼嘔吐、吐き気
弱めの嘔吐止めで制御できた程度
でした。
▼臭覚、味覚異常
臭覚異常は、だいぶ弱くなりました。
味覚異常は、同程度に続きました。
私は、つわりもキツかったのですが、
そのレベルでした。
▼白血球減少(骨髄抑制)
FECで落ちた数値が、十年来の
5千台まで戻らなかったものの、
4千台まで戻っていったので、
ドセタキセルでの骨髄抑制は、
ほとんどなかったか、投与1回 の
期間で復活できる程度でした。
途中、貧血のような症状が出た日も
あったけれど、血液検査の数値上は
下がっていなかったので、
貧血だったのか、別の要因で体調が
悪かったのか、定かではありません。
▼爪
親指の爪の根元が少し変色しました。
抗がん剤治療が終わってからも、
しばらく戻りませんでした。
▼下痢
私は、ほぼ症状なしでした。
言われてみれば、少し弛くなったかも、
という程度。
▼口内炎
なりませんでした。
(FECの時と同様の予防はしてました)
▼浮腫み
私は、なりませんでした。
▼痺れ
私は、なりませんでした。
▼皮膚、湿疹
私は、なりませんでした。
▼投与中の悪寒、震え
▼動悸、息切れ(心毒性)
動悸は、回を重ねる毎に大きくなり、
心臓大丈夫かなぁ
と不安にはなり
ましたが、生活に支障が出るほどには
なりませんでした。
治療前に心エコーを取ってもらえば
よかったと、今振り反れば反省点です
(治療前に思い付いていたとしても、
私の通う病院は心エコーが最も混んで
いて、空くまで治療開始を待てない
状況だったので、無理だったのかも)
治療前の値がないので抗がん剤による
影響が分かりませんが、
抗がん剤治療後の値は、それ以上
下がればハーセプチンを休薬すると
書かれている値ギリギリでした。
主治医T先生は、「歳相応に衰えてきて
いる、少し衰えが速いってとこかな。」
喫煙歴も長いので自業自得かな
ハーセプチンの心毒性は、
可逆性 (元に戻る)ですが、
FECの心毒性は不可逆性
再発・転移治療前に、心エコー入れて
もらって、現状確認しておこうっと。
(入れてくれるかな?)
▼ハーセプチンの副作用は、
皆さんが言われている通り、
初回は怖かったけど、後は、
従来の抗がん剤の比でなく
軽い、と思います。
ー◆ー◆ー◆ー
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術前 2014年9月26日(金) ~ 11月28日(金)
術後 2015年3月6日(金) ~ 12月5日(金)
前の記事
(術後補助化学療法 ハーセプチン単独14回)
で書きましたように、
通院の時間が取られる以外は、
いたって普通の日常生活
を送れました。
副作用は、アンスラサイクリン(FEC、
EC、AC)、タキサン(ドセタキセル、
パクリタキセル)といった、
従来型の細胞毒抗がん剤と
比べものにならないくらい軽い。
おそらく、ほとんど全ての方に言えるのでは
ないかと思いますが、
副作用(デメリット)に対して
効果(メリット)が、これほど
見込める抗がん剤はない、
※ただし、初回のみ、要注意。
心配な方は、入院治療をお願いしたら、
よいと思います。
※私、中外製薬の回し者ではありません(笑)
HER2陽性乳癌の怖さからしても、
ハーセプチン治療は、
しない手はない、
と思います。
他の細胞毒の従来型抗がん剤治療は、
する、しない、価値観によって、
意見の分かれるところだと思いますが。
▼投薬中の悪寒、震え
(初回限定)
術前に、
が出たので、
3か月振りの術後の初回も、警戒して
みました
(毛布と抱きカイロを準備していただいた、
あくまで他力^^;
M病院の化学療法センター、お勧めです)
が、何事も起こりませんでした。
本当に、
自分の身体に
初めて注入される時だけの
副作用のようです。
▼動悸、息切れ、血圧上昇
(心毒性)
動悸は、回を重ねる毎に大きくなり、
心臓大丈夫かなぁ
と不安にはなりました
が、5~6回目くらいで頭打ち感があり、
それ以上悪化もせず、生活に支障が出る
ほどにはなりませんでした。
血圧は、日頃、上は110~120、
術前化学療法で120~130くらいだったのが
140~150、時として150超え。
主治医T先生に、
「気になるんだったら、血圧計買って
毎日計ったら?」
と言われ、オムロンの血圧計を購入し、
計っていました。
ハーセプチン治療中は高めで推移しました。
(最近、すっかり別の事に紛れて、
健康管理が疎かになって計測していない
のですが、120前後に戻っていました。)
不可逆性(蓄積して、元には戻らない)の
心毒性をFECから受けたかもしれない
後なので、致し方ないかな、という、
レベル感でした。
※FEC治療前に心エコーを取ってもらわ
なかった(当時、知識がなさすぎた)のが
悔やまれます、反省点です。
アンスラサイクリン治療を受ける方は、
治療前に心エコーして、治療前の状態を
把握しておくことを、お勧めします。
ハーセプチンの心毒性は、
可逆性 (元に戻る)ですが、
アンスラサイクリンの心毒性は不可逆性。
怖さはこちらの副作用の方が怖かった
(気になった)のですが、
生活上は、下記の湿疹の方が悩まされ
ました。痒いのはイライラするから~。
▼湿疹?蕁麻疹?
5~6回目からだったかなぁ、ちょっと
記憶が曖昧ですが、
毎回、ハーセプチン投薬後に、
なぜか、前回針を刺した付近から、
湿疹?蕁麻疹?が出始め、
主として肘から下の腕の血管かリンパ管に
沿って広がる、
1週間ほどて、ほぼ収まる、
そんな感じの湿疹?蕁麻疹?に
悩まされました。かなり、痒くて。
ハーセプチンの副作用に湿疹、蕁麻疹は
記載されていないようで、
さらに、術前には出なかったし、
自由診療のリンパ球点滴を始めてから
出始めた事象だったので、
主治医T先生はリンパ球点滴側を疑って
いたようですが、
ネットのブログで何人か、ハーセプチン
で湿疹が出ている旨、投稿している人も
いた、ということや、
ある時、M病院でハーセプチン点滴が
終わってすぐに湿疹が出始めたので、
現行犯逮捕
の如く、
主治医T先生に、実物を見せることができ、
「中外製薬の人(営業?)が来たら、
言っとくよ。」
M病院の皮膚科で、中くらいの
(いや、調べると、強い、になってたかな?) ステロイド塗り薬を処方されました。
近所の皮膚科の先生
掌蹠膿疱症で何年もお世話になったり、
娘のイボを2回の治療で綺麗に取って
くれたり、
よく調べて、論理的に納得性のある
説明をしてくれるので、
私は信頼している先生
にも診てもらいましたが、
先生:
実は、僕、昔M病院にお手伝いに行ってた
ことあるんだよ。話さなかったっけ?
(しばし、M病院の皮膚科の名物先生の
話で盛り上がる)
僕も、同じような薬を出すしかないなぁ。
製薬会社違うから、試しに一応持ってく?
それと、あんまりお勧めしないけど、
デルモベート(最強薬、掌蹠膿疱症で、酷い
時だけ、だいぶお世話になった薬)も
持ってく?
私:
確か、皮膚が薄くなりますよね?
もっと悪化するようだったら、もう一度
デルモベート出してもらいに来ます。
とりあえず、中くらい(一応、「強い」に
分類されてたかな)のだけ、もらって
いきます。
ということで、中くらいのステロイド薬と、
その後、ステロイド薬塗り続けるのも嫌だ
なぁ、と言ったら、
主治医T先生が処方してくれた、
レスタミンも併用して、
対症療法で、凌ぎました。
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