【サッカー】湘南パワハラ問題、チョウ監督自ら犯人捜し「徹底的に戦う」と対決姿勢も2019年10月4日 21時1分
Jリーグは4日、湘南で選手やスタッフに対する多数のパワハラ行為があったとして、チョウ貴裁(キジェ)監督(50)にけん責と公式戦5試合の出場資格停止処分を科すと発表した。同監督の言動を事実上容認した責任は重いとして、クラブにもけん責と制裁金200万円を科した。 同監督は既に自粛期間で処分を消化済みで、6日の川崎戦(BMWス)から指揮が可能。村井チェアマンは「(同監督は)長期間にわたって自粛して現場を離れ、空白期間なく(現場に)戻るわけではない」とした上で、指揮するかどうかは未定ながら「戻るなら切り替えて、大きく成長してほしいと願っている」と話した。 また、パワハラ問題が発覚後、チョウ監督が自ら“犯人捜し”をしていたことも明らかになった。報告書によると、同監督があるスタッフと電話で話した際「裏が取れた。内部から内通者がいるらしい」「徹底的に戦うつもりだ」などと“告発者”との全面対決を示唆。同監督は調査に対し「あくまでも笑いながら冗談として言っただけ」などと弁明したという。 同監督の去就はクラブに委ねられたが、調査チームの芝弁護士は「一般企業であれば職場転換できる。(被害者と加害者が)同じ職場で働かない状況が可能だが、今回はそうではない」と問題点を指摘した。その上で、指揮官を復帰させるかどうかの判断に関し「被害を受けた方への強い配慮が必要。不利益が生じないように絶対にやっていただかなければならない」と付け加えた。 ◇湘南パワハラ問題経過 7月上旬…日本サッカー協会の相談窓口に被害者から電話(同2日)と手紙(同10日)で通報 同中旬…Jリーグが調査方針を湘南に通告 8月13日…パワハラ報道を受け、湘南・チョウ監督が活動自粛 同14日…Jリーグのコンプライアンス担当弁護士が選手、スタッフらに対するヒアリング調査を開始 9月下旬…担当弁護士による調査終了 10月4日…Jリーグが調査報告書を公表しチョウ監督と湘南を処分過
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