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【サッカー】

横浜M、2-0快勝で首位に肉薄

2019年10月6日 紙面から

磐田-横浜M 後半42分、チーム2点目のゴールを決め喜ぶ横浜M・仲川(右)=ヤマハスタジアムで(川戸賢一撮影)

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◇J1第28節 横浜M2-0磐田

 横浜Mの勝負手がはまった。右FWに仲川という、ポステコグルー監督が仕掛けた用兵術が勝利の道を切り開いた。

 「(松原)健との連係はあうんの呼吸に近い。あの得点で優位に立てた」(仲川)。前半30分、右サイドバック(SB)の松原が敵陣右でボールを持つと、仲川はスルスルとペナルティーエリア内へ走り込む。どんぴしゃのタイミングで絶妙なスルーパスを受けたことが先制点につながった。記録上は磐田のオウンゴールだったが、相手守備ラインの裏を取る、完璧な崩しだった。

 3トップの中央が主戦場だった仲川の突然の配置転換。チームは4戦不敗で攻撃陣は計12得点と好調だっただけに疑問符がつくが「SBの松原と仲川を右サイドで組ませた方が面白いと思った」と指揮官。中央突破は容易ではない。パスワークで崩すのなら右からという見立て通りに選手が躍動、試合を振り返る舌も自然と滑らかになった。

 後半42分には敵陣右サイドの深い位置でパスを受けた仲川が、強烈な右足シュートで逆サイドのゴールネットを破った。得点ランク4位の今季11点目で勝負ありだった。

 最大で9あった東京との勝ち点差はわずか1に縮まった。仲川は「勝ち続けていくしかない。勝利を重ねて、優勝できるように一丸となっていく」と頼もしかった。 (松岡祐司)

 

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