いよいよ最終回となりまして、今回は36通のご応募をいただきました。なかなか難しい文章だとコメントを寄せてくださった方がけっこうおられまして、それは僕もまったく…
コラム - 現代文学翻訳コンテスト
第12回(最終回) 単語と文法という基本に立ち返る
第11回 人称と話法の調整――翻訳で臨場感を演出する
やはり今年も猛暑になりました。気温35℃の京都でこの原稿を書いております(アメリカでは華氏を使うので、95℉くらいです)。みなさんも熱中症などには十分お気をつ…
第10回 冗長さと簡潔さ、語りの出し入れを調整する
今回は51通のご応募をいただきました。正確な訳文を多く寄せていただき、改めてこの企画のレベルの高さを実感しております。どうもありがとうございます。本連載は全1…
第9回 イメージとテーマを訳語にどう反映させるか
今回は58通のご応募をいただきました。どうもありがとうございました。コメントを拝読したところですと、わりあい訳しやすかったと感じられた応募者の方と、逆に、単語…
第8回 軍事用語の比喩で表現された子どもの世界を訳す
今回は56通のご応募をいただきました。どうもありがとうございます。今から振り返れば、何気ない一文やフレーズにも訳しどころの多い文章で、応募文を拝見していて新し…
第7回 いかにもアメリカ的なスモールタウンの風景を訳す
季節柄ということになりますが、本屋大賞・日本翻訳大賞に関連しまして、お祝いのメッセージをいくつかいただきました。どうもありがとうございました。とはいえ、これが…
第6回 父親がバッハのメロディに乗せて歌った歌詞を訳す
今回は76通のご応募をいただきました。どうもありがとうございました。みなさんの作っていただいた応募文を読みながら、僕の頭のなかではひたすらあのメヌエットが流れ…
第5回 比喩・仕草・会話の訳し方
第3回課題文についての追記と訂正 今回の訳文解説に入る前に、前回の解説について二つ質問をいただきましたので、それについて先に触れておきたいと思います。 まず…
第4回 現在形で書かれた原文を訳すには
今回は56通のご応募をいただきました。どうもありがとうございます。みなさんからは、とても完成度の高い原稿を多く送っていただきまして、選ぶ身としては嬉しい悲鳴で…
第3回 「目」の語りと「耳」の語り
みなさま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今回は41通の応募をいただきました。12月の忙しい時期に取り組んでいただ…