晒し同盟などの荒らしや晒しに対してBBSやメールなどで言い返すことは厳禁です。
理由は、評論、討論などで言い争いになったなどの成り行きで行為に及んでいるとして扱われる場合、罪や迷惑行為に認定することが難しいことからです。
携帯電話会社やインターネットプロバイダーのガイドライン内にも、書き込みの前後の内容によっては認定が困難と記載されていることが多いです。
これは言論の自由を守る為と言われています。歴史の中で勝ち取ってきた自由の中でも、言論の自由は特に慎重に守られています。何も言えないという事は、何事も肉体的、もしくは社会的地位等の力で解決する世の中になってしまうからです。
したがって、晒し同盟の荒らしや晒しにあった場合は、返事や反論などは行わずに、速やかに通報する対応が基本となります。一方的に攻撃されている状況にしてください。
一番重要なことは、晒し同盟掲示板を通報するのではなく、晒し同盟の活動を行う人物そのものを通報することです。掲示板はいくらでも作成できるからです。
晒しを行う人間に、インターネットを利用できなくさせることが重要です。これは携帯電話の利用、インターネットプロバイダーの利用を停止させることで実現できます。
通報先では、法律や条例に沿った各社のガイドラインを作成しており、通報内容の確認を行い契約者を特定し、警告、利用停止、強制解約、ブラックリスト化を行います。
基本的には、いつ、どこで、誰が、何をどうした、です
メールBOXや拍手コメント、BBSに該当する書き込みがされた時刻(年月日時分秒)です。書き込み内容と共に、自分のサイトに記録されていると思います。
アクセス解析ツールを書き込み画面に設置していれば、アクセス解析ツールにログインして、該当の書き込み時間を調べることができます。
サイトに記録されている時刻とアクセス解析ツールの時刻にはずれがあります。書き込み画面のURLにアクセスした時刻がアクセス解析ツールの時刻として記録され、文章を書いて書き込みボタンをおした時刻がサイトに書き込まれます。その為、通常はアクセス解析ツールの時刻が数分早い時刻になっています。
2つの時刻が分かっている場合は、アクセス解析ツールの時刻をアクセスされた時刻、サイトに保存されている時刻を書き込みが行われた時刻として通報してください。
通報先によっては「NTPサーバ利用の有無」を記載する場合があります。これはそのサーバーにアクセスすると内蔵時計を正しい現在時刻に調整することができるサーバーです。
サイトを置いているサーバーや、アクセス解析ツールが置かれているサーバーの会社しかわかりません。基本的には使用されています。
これは自分のサイトです。メールBOXであれば書き込み画面のURL、拍手コメントであればコメント入力画面のURL、BBSであれば書き込み画面のURL、そしてその書き込み結果を実際に見ることができるURLになります。
BBSは他の方も見れる為、一旦TOPページからのリンクを外し、通報先にリンクを外した旨とURLを伝えましょう。
通報先によってはURLとIPアドレスを必要とされる場合があります。その場合はURLからIPアドレスを変換します。
下記のURLでは●●の部分をIPアドレス変換します。
http://●●/■■/▲▲/
下記のサイトで●●の部分を入力すればIPアドレスがわかります。
IPひろばhttp://www.iphiroba.jp/index.php
※他にも”url ipアドレス 変換”で検索すれば便利な変換サイトが見つかります。
※フォレストでサイトを作成されている方で、ランキングに非常に長いURLを登録されている方がおられますが、下記の体系ですので短いURLで大丈夫です。●●と■■の部分は数字です。
http://id●●.fm-p.jp/■■/あなたのID/
この場合、IPアドレスの変換を行うには「id●●.fm-p.jp」を入力します。「」は不要です。
該当の書き込みを行った人間の情報です。この情報から該当者が利用している携帯電話会社やインターネットプロバイダーがわかり、通報先が決まります。
アクセス解析ツールを設置していれば、下記の情報が把握できます。
これは①IPアドレス、②ホスト、③User-Agent
例1(携帯会社経由) ①123.456.789.123
②KD123456789123.au-net.ne.jp
③Agent:Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 8_4_1 like Mac OS X) AppleWebKit/600.1.4 (KHTML, like Gecko) Version/8.0 Mobile/12H321 Safari/600.1.4
①123.456.789.59
②123-456-789-59.aichieast1.commufa.jp
③Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 8_4_1 like Mac OS X) AppleWebKit/600.1.4 (KHTML, like Gecko) Version/8.0 Mobile/12H321 Safari/600.1.4
※上記はあくまでも例で、該当サービスへの誹謗中傷、否定を行うものではありません。どちらもとても良い会社です。
上記例ではどちらもiPhoneですが、例1では携帯電話会社の回線を使用して書き込みを行い、例2では家のWiFi(ワイファイ)を使ってプロバイダー回線を使用して書き込みを行ったかの違いです。
②のホストが通報先となります。
①のIPアドレスは、携帯電話会社では接続するたびに変更されますが、時間の情報があれば、そのIPアドレスをその時間に使用していた契約者が特定できます。
例1は「au-net.ne.jp」で検索すると携帯電話のauであることが分かります。
例2は「commufa.jp」で検索するとインターネットプロバイダーであることが分かります。「aichieast1」はそのプロバイダーの地域がわかります。
これはメールBOXや拍手コメント、BBSに書き込まれた内容の文言です。
通報先にはその内容に加え、脅迫されている、サイト閉鎖を強要されている、ランキング脱退を強要されている、誹謗中傷されている、などを伝えましょう。
脅迫、恐喝、強要の内容である場合、これらは犯罪に該当します。
簡単には、事実であっても、脅かすと脅迫罪、脅かして金銭や物を奪い取ろうとすると恐喝罪、脅かして何かをさせようとしたら強要罪です。たとえあなたに非があった場合でも適用されます。
詳しくは上記のキーワードで検索すれば、詳しいサイトはたくさんあります。でも分類することではなく、脅かされたかで十分です。
また繰り返しによりノイローゼになった場合は傷害罪として扱われることもあり、つきまとう行為に対してはストーカー規正法が適用されることがあります。
誹謗中傷については、住所、氏名、電話番号などで個人が特定できて、個人の社会的評価を損なう場合には名誉棄損、侮辱に該当します。しかしながら、個人の趣味で運営しているサイト等では具体的に個人が特定されることが無い為、名誉棄損、侮辱の罪に問えないことがほとんどです。
違いは、具体的な事柄を示しての誹謗中傷については名誉棄損、抽象的な事柄を上げて軽蔑する行為が侮辱に当たります。
名誉棄損、侮辱の罪に問えない場合でも、携帯電話会社、インターネットプロバイダーでは迷惑行為の対象にしていますので知っておくことが重要です。
誰がの情報の中の②から該当者が使っている携帯電話会社、もしくはインターネットプロバイダーをインターネットで検索して特定し、通報します。
通報先が検索できたら、そのサイトの中で「荒らし」のキーワード検索を行います。荒らしを受けたサイト管理者向けの通報方法が記載されています。ほとんどは、メールBOX形式になっています。サイト管理者向けの専用窓口が無い場合は、通常の問い合わせ窓口を使います。
通報に必要な情報を記載して通報します。相手の個人情報を把握することはできませんが、こちら側の情報は相手に知られることなく、携帯電話会社、もしくはインターネットプロバイダーが相手に制裁を加えます。
通報は書き込みが行われてから3カ月以内を目途に行ってください。携帯電話会社やインターネットプロバイダーによってはログを3カ月程度しか保存していない会社がある為です。
※相手の個人情報を知る方法としては、発信者情報開示請求があります。これは携帯電話会社やプロバイダーへ書類を送付することで法的に相手の個人情報を開示させるものです。詳しくは「発信者情報開示請求」、「プロバイダ責任制限法」のキーワードでインターネットで検索を行えばわかりますが、こちら側の個人情報の一部が相手に知られる可能性があり、知った後の制裁も自分で裁判などを行うことが必要になります。
※法的制裁を加える場合は、インターネット・ホットラインセンター、警視庁サイバー犯罪対策課へ通報を行うことで進めることが可能です。
インターネット・ホットラインセンター
http://www.internethotline.jp/
警視庁情報セキュリティ広場
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/haiteku/
※警視庁情報セキュリティ広場は警視庁公式サイトへのリンクです。
※インターネット・ホットラインセンターは日本におけるインターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口です。一般の方から受けた通報を分析して、違法情報や有害情報と判断した場合は、警察庁に情報提供するとともに、プロバイダや電子掲示板の管理者等に対して送信防止措置等の対応を依頼してくれる機関です。