与田監督が異例の敵情視察を行うことになった。5日もナゴヤ球場での練習を見守った与田監督は7日から宮崎で開催される「みやざきフェニックス・リーグ」を視察する予定だが、中日の試合だけでなく、他球団同士の試合にも足を運ぶ日程を組んでいる。
若手選手が来季の飛躍を目指して宮崎でしのぎを削る戦い。与田監督は現在、8日から数日間、滞在して視察を予定している。若竜の戦いを見詰める日もあるだろうが、多くの時間を他球団同士の戦いの視察に割く予定だ。
「ちゃんと球団にも了承を取って行くし、自分なりに考えて行く」。来季以降台頭してくるであろう他チームの若手のチェックもあるだろう。さらにフェニックス・リーグには韓国のプロ野球3球団、四国アイランドリーグ選抜も参戦する。思わぬ逸材、原石を発見できるかもしれない。
「体は一つしかないからね。(名古屋での)秋季練習もそんなに空けられない」と与田監督は言う。もちろん時間は限られている。シーズンは終わったばかりだが、来季へ、指揮官は忙しい日々を過ごすことになる。