【パリ・山本諭・4日】「第98回凱旋門賞」(G1・6日・パリロンシャン・芝2400メートル)に出走する日本馬に、うれしい“援軍”がやってきた。レースの2日前のこの日、日本からJRAを通じて応援横断幕が届き、各陣営は笑顔で受け取り日本のファンへ健闘を約束した。3頭とも順調な仕上がりを見せており、現地はますます盛り上がってきた。
キセキに心強い援軍が現れた。日本のファンの応援メッセージが入った横断幕がJRAを通じて陣営に贈られた。先月の中山、阪神開催でファンからメッセージを募り、それを横断幕にした。
手渡されたチームキセキのメンバーはファンの応援にみんな笑顔。チームを代表して角居師は「たくさんの応援ありがとうございます。とてもうれしいです」と感謝した。GIで2着続きであることを踏まえ「次はシルバーで終わらないように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と日本のファンへ健闘を約束した。
4日朝のキセキはシャンティイ調教場のレゼルヴォア直線(ダート)コースをキャンターで1800メートル乗られた。担当の清山助手は「追い切りでジョッキーが乗ってくれたおかげで、きっちりスイッチが入っている。コントロールに苦労するぐらいだったけど、いい方向で反応できている」と馬に気合が乗ってきていることに笑顔を見せる。
枠順のゲート番7については「周りの状況を見て行ける枠」と歓迎。「大外のガイヤースが前へ行ってくれれば」と逃げ馬をマークする展開を希望していた。