「ゾンビ」の次は「エイリアン」原案を訳してみます。 「ゾンビ」に続いて、今度はSFホラーの名作「エイリアン」(1979年)の原案を訳してみようと思います。オリジナルはこちらで読めます。 作者はダン・オバノンとロナルド・シャセット。1976年に書かれたもので、タイトルは「ALIEN」となっていますが、当初のタイトルである「STAR BEAST(宇宙の怪物)」も併記されています。 この脚本は同じく1976年に製作のウォルター・ヒル、デビッド・ガイラーらの製作会社Brandywine Productions に買い取られ、ヒルやガイラーによる改変を経て、「スター・ウォーズ」によるSFブームに乗って20世紀フォックスにより映画化されることになります。映画でもオバノンとシャセットの二人が「原案」で、オバノン一人が「脚本」でクレジットされています。 完成した映画と比較すると、ストーリーの大筋や重要な設定はこの原案でほぼ完成しており、オバノンの構成力がうかがえます。 オバノンは個人的に大好きな映画の脚本を多く手掛けている人です。監督も兼任したゾンビ映画の秀逸なパロディ「バタリアン」、ひねりの利いたゾンビ・ホラー「ゾンゲリア」、その他「ブルー・サンダー」「スクリーマーズ」「トータル・リコール」等々…。 2009年12月に63歳で亡くなりましたが、もっと活躍してほしかった方です。 それでは。 |
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