| 内景 主エアロック 昼間 スタンダード、ブラサードとメルコニスがエアロックに入っていく。全員が手袋とブーツ、ジャケットとピストルを身に着けている。 ブラサードがボタンに触れると内側のドアが静かにスライドして閉まり、彼らはエアロック内に閉じ込められる。 男たちは頭をすっぽり覆うゴム製の酸素マスクをかぶる。
内景 ブリッジ 昼間
内景 主エアロック 昼間
エアロックの外部ドアが重々しくスライドして開く。オレンジ色の陽がエアロックに射しこんで、砂埃が舞い込んでくる。外の風のうなりが聞こえる。 開いたハッチの外に可動式の階段が突き出し、地面に降りてガチャンと音を立てる。 スタンダードが嵐の中へ歩き出し、他の二人が後に続く。 外景 小惑星 昼間 三人は早足でタラップから小惑星の地表に降り立つ。彼らの足が細かい岩と砂埃の厚い層に沈み込む。 三人の男は固まってあたりを見回す。風が叫び、彼らの服を引っ張る。何も見えない。
メルコニスはポータブルの方向探知機をいじっている。
メルコニスは見通しの利かない埃の雲の中に歩いて行き、他の二人はそのすぐ後ろに続く。
内景 ブリッジ 昼間 ブリッジにはロビーしかいない。彼は制御卓の前に座り、煙草を吸いながら、スクリーン上を動いていく三つの光点を見つめている。
外景 小惑星 昼間 黄色の砂埃と金切り声を上げる風の地獄を、三人の男たちはゆっくりと進んでいく。ゴムのマスクと慎重な動きが、彼らを暗い海底にいる潜水夫のように見せている。 メルコニスが方向探知機のコンパスに従って、縦隊の先頭に立っている。
彼らはメルコニスについて歩いていく。急に彼が立ち止まる。
彼は方向探知機を調べる。 内景 ブリッジ 昼間 ロビーは、ヘルメット内の無線機で交わされている会話を注意深く聞いている。
ロビーは非常に集中しているため、ハンターが背後にやってきたことにも気がつかない。
ロビーの真後ろに立ったまま、ハンターが口を開く。
そのウィットに驚いて、ロビーは息を飲んでハンターの方に振り向く。
ハンターはロビーを見つめる。ロビーの瞬間的な恐怖は、当惑した怒りに変わる。 外景 小惑星 昼間 三人の男たちは、嵐の中を突き進んでいく。メルコニスがまた立ち止まり、方向探知機を調べる。
突然、ブラサードがスタンダードの腕をつかんで、指さす。他の二人は彼が指さした方向を見る。 逆方向からのアングル 彼らの視点から 吹き荒れる砂埃の厚い雲を通して、巨大な姿をなんとか見分けることができる。 見ている間に、砂埃がわずかに晴れて、巨大な茸のような船体から突き出している奇怪な宇宙船があらわになる。明らかに人が作ったものではない。 男たちを写すアングルで 彼らは宇宙船の姿に唖然としている。スタンダードがやっと口を開く。
彼らは異星人の宇宙船へと歩き出す。 内景 ブリッジ 昼間
ロビーとハンターは、催眠にかかったように集中して聞いている。
外景 茸のような宇宙船の基部 昼間 宇宙船の基部で、奇妙な形のドアが大きく開いている。埃と砂が吹き込んで、出入口の低い部分を埋めてしまっている。 男たちは注意を払いながら出入口に近づき、その周りに集まる。
内景 異星人の宇宙船 昼間 暗闇と吹き込む埃の中、出入口は幾何学的な形状にぼんやりと光っている。室内の暗闇にあるのは巨大な、ぼんやりした影だ。 スタンダードとブラサード、メルコニスが出入口にシルエットで現れる。彼らは懐中電灯のような「データスティック」という装置のスイッチを入れて、中に足を踏み入れる。 注意深く周囲を見ながら、彼らは不明確な形状の機械のそばを通って慎重に進んでいく。
彼らがライトをあちこちに向けながら進むと、壁や天井、機械に不揃いの巨大な穴がたくさん開いているのが見える。
ブラサードは天井の巨大な穴にライトを向ける。
彼らは暗闇に通じる穴を見上げる。
スタンダードはずんぐりした銛撃ち銃を取り出す。それには小型の錨が取り付けられている。 彼は穴を狙って、錨を発射する。 錨は2本のワイヤーを引いて暗闇の中に撃ち出される。鈍いガチャンという音がして、ワイヤーが垂れ下がる。
スタンダードはワイヤーを胸の電動ギアボックスに取り付け、ボタンを押す。ヒューンという機械音がして、彼は梃子のように両足で壁を蹴りながら穴の中へ引き上げられていく。 ブラサードも自分の胸の装置にワイヤーを取り付ける。 内景 異星人の宇宙船の司令室 この部屋は真っ暗だ。ブラサードが穴の一番上に到着する。 スタンダードが立って、彼のカメラ兼懐中電灯(「データスティック」)で、漂う埃を通して周囲を照らしている。 ブラサードは登攀用のワイヤーを外して、自分のライトを取り出す。そのときメルコニスが穴の頂上に到着する。 彼らのライトが部屋のあちこちを照らす。浮遊する埃の中、光線は光の柱となってはっきりと見える。ライトが重々しい、奇妙な影を照らしだす。 ブラサードは何かにつまづく。彼はライトを下に向ける。 それは大きくて光沢のある壺のような物で、色は茶色、奇妙なマークが書かれている。 ブラサードはそれをまっすぐ立ててみる。その上面は丸く口が開いていて、中は空だ。 突然、メルコニスが驚きの呻き声を漏らす。彼らのライトが、言葉にできないほど奇怪なものを照らし出す。司令席に座った異星人の骸骨だ。 彼らは骸骨に近づいていき、ライトを骸骨に向ける。それは人間と似た所がまったくない、グロテスクな生物だ。
スタンダードは、奇怪な骸骨が座っているコンソールをライトで照らす。彼はライトを近づけて、コンソールのパネルをじっと見る。
彼らは近づく。
パネルの表面に、尖った道具の先端でぎざぎざに描かれているのは、小さな三角形だ。 何か物音を聞いて、ブラサードはライトを部屋の奥へ向ける。光が壁を照らしていき、一瞬、何か動くものを捉える。 メルコニスは反射的にピストルを引き抜く。
スタンダードがメルコニスの手を押さえる。
彼は壁のコンソールに近づいてライトを向ける。 機械がある。機械の上で一本の小さな棒が、溝の中を静かに規則正しく前後に動いている。
メルコニスは方向探知機を見ている。
彼は方向探知機のスイッチを入れる。ガリガリ、サーサーという音がして、地球外の声が彼らのイヤホンを満たす。
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