プロ志望届を出したドラフト目玉の大船渡の佐々木朗希投手(3年)とプロ球団との面談が解禁となった3日、ヤクルト、ロッテのスカウトが学校を訪れ、佐々木本人と話した。学校前には、テレビカメラも含めて報道陣が集結。面談は、佐々木に限らず行われているが、報道陣がこれだけ集まるのは注目度の高さの表れ。学校側の対応はなかったが、スカウトは取材に応じた。
ヤクルトは東北担当の斉藤スカウトが、国保監督、吉田部長、母・陽子さんが同席して、グラウンド隣接の小部屋で50分の顔合わせ。「チームが最下位だったので面談ぐらいは一番乗りしたいと思った。育成方針や施設などについて話させていただき(佐々木君も)熱心に聞いて、うなづいてくれました」と感想を明かした。岩手出身の畠山がいることなども話題になったという。
ロッテは、施設などを紹介した冊子を渡しながら約35分。担当の柳沼スカウトとともに訪れた永野チーフスカウトは、佐々木について「東北独特の粘り強さ、重さがあった。好印象です」とし、現役時代は投手だけに「ピッチャーらしいタイプ」と評した。「1位でないと取れない選手、井口監督とも話して、できれば早めに結論を出したい」と強調した。