来季の飛躍へ向けて、若手選手らにとっては大事な実戦の場となる宮崎でのフェニックス・リーグ。中日ではドラフト1位ルーキーの根尾はもちろん、投手では2年目の清水と山本、捕手は新人の石橋、内野手は高松と石垣、外野は伊藤康と滝野らが参加することが予想される。
中でも強化指定選手の1人となるのが根尾だ。1年目のウエスタン・リーグは、打率2割1分にとどまった。9月は月間打率3割5分5厘と好感触を手にしただけに、実戦で来季への自信につなげたいところだ。遊撃の守りは、ウ・リーグで24失策。閉幕直前に満を持して昇格した1軍でも、エラーこそなかったものの不安定な送球を連発した。1軍の打席は2打数2三振。打撃、守備とも実戦でレベルアップを目指すことになる。
同じくルーキーの石橋は、守備はもちろん、打撃も徹底的に鍛えられる。脚のスペシャリストとしても期待される高松、1軍でも力強いスイングを見せた石垣と、来季1軍定着が期待されるメンバーが、それぞれの課題に取り組む。