3つのステージ







東大入試までに残された約5ヵ月という期間を3つのステージに分ける。ただ闇雲に勉強して合格できるほど東大理Ⅲは甘くない。

1stステージ
9/30〜12/1

この時期はいわば足場固め。5ヵ月のうちの2ヵ月を足場固めにあてる。

「足場固めなんてのんきな事を言ってる場合じゃねえだろ!スタートから全力で飛ばせ」なんて考える人もいるだろうが、短期決戦だからこそ足場固めが重要だ。もし仮にムリをしてスタートから飛ばしたりしたら、その反動がラスト1ヵ月にのしかかってくる。こうして自滅した受験生は数多い。特に基礎固めが重要。東大入試は基礎をあやふやにしていると命取りになるような問題をガンガン出題してくる。足場固めの時期に盤石な基礎学力を構築する。

まずは英数に絞って勉強し、受験勉強に体を慣らす。体が慣れてきたら理科の学習に取り組む。

12月以降の学習を円滑に進めるための準備をしっかりやる。

2ndステージ
12/2〜1/24

このあたりから本格的な受験勉強がスタートする。1stステージで鍛えたスタミナを活用し1日10時間前後勉強にあてる。この時期はセンター対策に走る人が続出するがセンター対策は軽めにやり東大対策に比重を置く。せいぜいラスト2週間に国語と社会を詰め込むくらいでいい。英数理は東大対策をしっかりやってれば5年分くらい過去問をやることで9割前後は狙える。

FINALステージ
1/25〜2/24

本気を出すのはこの1ヵ月のみ。これまでの学習は全てFINALステージのためにあると言ってよい。1日10〜14時間徹底的に勉強。もちろん東大対策のみ。一般入試の併願は一切やらない。併願校を1校受験するごとに東大入試の得点が10点下がると考えよう。つまり4校併願すると40点下がる計算になる。ある東大受験生が一般入試を4校受験し37点差で不合格となった。もし東大一本で勉強していたら…。全ての力を出しきり東大入試に挑む。