カナダは訛りが少ない英語で有名。多文化で留学生にも寛容なので、初心者でも一からレベルアップができます。
カナダ留学について見る北アメリカ大陸に位置し、日本からの留学先にも非常に人気が高いカナダ。カナダは国土が広く、地域によって雰囲気が全く異なります。
今回は、カナダ留学の基本的な情報から、その特徴・魅力、またカナダを留学先に選ぶメリット・デメリットなどについてまとめてご紹介します。
これから留学を目指す方や、カナダ留学が決まった方必見の情報を集めました!
ではさっそく、カナダについてご紹介していきます。まずは基本的な情報についてです。
ロシアに次いで世界2位、日本の約27倍の面積を有するカナダ。移民が多い国としても知られていて、バンクーバーやトロントなどの大都市では、市民の半分以上がカナダ国外で産まれ、カナダに移り住んで来ました。
世界中から移民が集まり、様々なバックグラウンドをもった人々が共に暮らしているカナダは、日本からの留学生にも非常に人気の留学先です。
人口は約3,515万人(2016年)で増え続けており、アメリカのカリフォルニア州の人口とほぼ同じです。80%以上のカナダ国民がトロントやモントリオール、バンクーバーなどの都市部に集中しています。
過去数十年の間、政府が積極的に国外からの新移民を受け入れる政策を打ち出していることもあり、人口は毎年増加していて、今後もこの先数十年は人口の増加が予想されています。
広大な面積を有するため、西海岸側のバンクーバーやビクトリア、東海岸側のトロントやモントリオールでは気候や街の雰囲気、人種の割合などが全く異なります。
東海岸側の多くの都市では、毎年冬になると気温は氷点下になり、積雪量も多く厳しい寒さとなりますが、西海岸側の都市では、特にバンクーバーでは、真冬でも氷点下まで気温が下がることは珍しく、積雪もほとんどありません。
カナダの天気・気候と服装について
カナダの公用語は英語とフランス語の2言語あり、フランス語は東側に位置するケベック州内を中心に話されています。都市でいうと、トロントやオタワ方面です。
英語を第1言語として話す人の割合は60%、フランス語を第1 言語として話す人は21%、そして残りの19%の人は他の言語を第1言語として使用しています。英語とフランス語以外で多く話されている言語は中国語や広東語などと、中華系の移民が多いことがわかります。
カナダで話されている英語はアメリカ英語に近いですが、単語のスペルなど書かれている英語はイギリス英語を採用していることが多いです。また、フランス語が主に使用されているケベック州では、フランス語訛りがある英語を話す人もいます。
続いて、カナダ留学ならではの特徴と魅力を3つご紹介していきます。
カナダ留学の手段として、長期&短期の語学留学、最大1年間のワーキングホリデー、1〜4年かけて学位を取得する大学やカレッジへの留学、現地の高校や中学校の留学するなど、留学の選択肢は豊富にあります。他の国と比べて、幅広い年代に親しまれるスタイルが特徴です。
カナダ留学の特徴として、カナダのお隣の国アメリカにはないワーキングホリデー制度があることが挙げられます。
ワーキングホリデーとは、ビザ申請時に18歳から30歳の日本国民に与えられるビザで、最大1年間カナダに滞在する許可が得られます。その1年の間には、学校(最大6か月)や仕事、観光やボランティアなど、好きなことを行うことができます。
日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国は世界に20カ国あり、カナダ政府は1987年から開始しました。年間6,500人を上限として日本人にワーキングホリデーの許可書を発行しています。
これは10,000人のオーストラリアについで2番目に多く、例年6,500の上限数に達しているので、カナダへのワーホリの人気の高さがわかります。
毎年多くのカナダ渡航者がワーホリビザを利用しカナダへ滞在している理由としては、まず第一に、滞在費用を賄うために現地で働くことができるので、留学の初期費用や生活費用の貯蓄を最小限に抑えることが可能だからです。
語学学校の生徒としてだけではなく、最大1年間、実際に働くことで現地の生活をより深く経験し理解できることも、ワーホリビザが人気の理由です。また、現地のカフェやレストランなどで、現地の人と一緒に働くことができるので、英語の上達が見込まれることも理由に挙げられます。
カナダのワーキングホリデーについては、以下のページで費用、ビザ、おすすめの語学学校などを紹介しているので、参考にしてみてください。
カナダのワーキングホリデーについて
カナダの特徴として、英語とフランス語の2言語が公用語として話されていることがあげられます。フランス語はケベック州で主に話されていて、モントリオールやケベックシティは世界でも珍しい英語とフランス語のバイリンガル都市として有名です。
ケベック州の最大の都市、モントリオールでは半数以上の家庭でフランス語が主に話されていますが、90%以上のフレンチスピーカーが英語もネイティブレベルで話すことができるバイリンガルです。
また、ケベック州の多くの語学学校では、英語とフランス語の両言語で授業を開講していることが多く、2ヶ国語の習得に非常に適した都市であることがわかります。ワーホリビザがあれば、バイリンガルのモントリオール市民と一緒に働くことも可能です。
カナダなのにフランス語圏?モントリオールに住んでみて実際に感じたこと
続いて、カナダ留学だからこそ得られるメリット5つをご紹介します。
広大な面積を有するカナダは、地域によってまったく雰囲気が違います。大都会でにぎやかな生活を送りたいなら、日本に比較的近い西海岸のバンクーバー、NYに近いトロントなどがおすすめです。
英語とフランス語の2カ国語留学を目指している人はケベック州のモントリオールやケベックシティ、ウインタースポーツを思いっきり楽しみたい人はウィスラーやカナディアンロッキー、自然の中でゆっくり生活をしたいならビクトリアなど、留学目的や経験したいことに合わせて滞在する地域を選ぶことが可能です。
ワーホリや語学留学を行っている人の中には、冬の間はウィスラーでウインタースポーツを思う存分楽しみ、夏はトロントやバンクーバーでアクティビティーやイベントに参加するなどと、目的や生活スタイルに合わせて2都市や3都市などでの滞在を経験する人もいます。
日本でもなじみの深い大都市では、どの地域も留学生が多く、語学学校の種類も豊富です。また、学生寮やホームステイ、シェアハウスなど住宅の選択肢も多く、自分に合った滞在方法を見つけることができます。
カレッジや大学などの数も多く、専攻や授業料、卒業までの期間なども多種多様なので、長期滞在やカナダへの永住を考えている人にもオススメの留学先です。
世界中からの移民が多く、マルチカルチャーな都市が多いカナダでは、いろいろなバックグラウンドを持った人と出会い、文化に触れ合うことができます。
トロントやバンクーバーなど、特に移民が多い地域では、街中のいたるところで英語以外の言語を聞く機会があります。移民が国の発展に貢献した経緯もあることから、人々が互いに多様性を尊重する文化が強く根付いています。
英語が第1言語でない人の割合も非常に高いので、英語があまり話せない留学生にも優しく丁寧に助けてくれる人が多いです。外国人だからといって、差別されることやなじめないこともほとんどありません。
カナダと日本の文化の違い!特徴から注意点まで、渡航前に知っておきたい情報まとめ
カナダで話される英語は一般的に訛りが少ないため、留学を通してキレイな発音を身につけられます。
英語圏だから当たり前ではないかと思う方もいるかもしれませんが、英語圏では土着の言語と英語が混ざっているケースも多く、例えばアメリカであっても南部では訛りの強い英語が話されています。
その点カナダでは地域による発音の違いは少なく、より英語を通じてコミュニケーションを取れる人の幅を広げられると言えるでしょう。
カナダは治安が良い国としても知られています。世界各国の犯罪や治安、紛争や軍事情勢など22の指標を数値化し平和度を表した、世界平和度指数2019年版では、カナダは6位にランクインしました(日本は9位)。
治安がいいことから、現地の中学校や高校への正規留学、初めての留学、シニアの留学先などにも選ばれることも多いです。
また、世界でもっとも安全な都市ランキング(The Safe Cities Index)2017では、東京、シンガポール、大阪についで4位にオンタリオ州のトロントが選ばれました。そのことから、トロントが欧米諸国の中では一番安全な都市ということがわかります。
カナダの治安は実際どうなの?カナダの治安事情とトラブル対処法まとめ
広大な国土の中に雄大な自然を有するカナダには、数多くの有名な観光名所があります。
世界三大のナイアガラの滝、バンフ国立公園で有名なカナディアンロッキー、秋の紅葉が美しいメープル街道、人気のスキーリゾート地のウィスラー、北極圏の端にありオーロラが観測できるイエローナイフなど、大自然の醍醐味を味わうことができます。
また、ニューヨークやカリフォルニア、マイアミなど日本人に人気の観光地がたくさんあるアメリカ、カンクンなどリゾート地で有名なメキシコなどにも気軽に旅行に出られることもメリットのひとつです。
カナダのおすすめ観光スポット10選
移民大国であるカナダ。移民を目指す人たちにフレンドリーな国としても有名で、2018年は31万人の外国人に永住権を与えるという政策が打ち出されました。
移民希望者に対する条件は年々厳しくなっていますが、永住権を狙うことはまだまだ可能です。永住権取得のために、大学やカレッジに行っている留学生もたくさんいるので、カナダへの長期滞在や永住したい人には非常におすすめの留学先です
カナダへの移住って実際どうなの?移住のメリットや申請方法について解説
カナダ留学にももちろん、デメリットがあります。滞在先として選ぶ際は以下の4つのことをあらかじめ確認しておきましょう
オーストラリアのメルボルンやシドニー、アメリカのカリフォルニア州やNY、イギリスのロンドンなど、英語圏の他の大都市と同様、カナダのトロントやバンクーバーなどでは、日本人留学生やワーホリをしている日本人が多くいます。
年間7500人の枠が埋まってしまうということは、日本人に会う機会がとても多いという意味でもあります。
特に語学学校内では、1年を通して日本人の割合が高いことが多く、春休みや夏休みなどの日本の大学の長期休暇中はより一層日本人の生徒が増え、全体の20〜30%が日本人という学校も珍しくありません。
また、バンクーバーやトロントなど日本人が多く滞在する都市では、日本語が通じる留学エージェントやモバイルショップ、銀行や旅行会社、日本人経営のレストランが多くあり、日本語を話すことができる大家さんもたくさん居て、日本語で対応してくれる環境が非常に多くにあります。
日本語が通じる環境に身を置き過ぎてしまい、英語が伸び悩んでしまう人もいるようです。
異国の地で、日本語が通じる環境があることは留学当初や何かトラブルに巻き込まれてしまったときなどには非常に安心できますが、ワーホリや語学留学は滞在できる期間が決まっているので、時間を無駄にしないように日本語の環境から少し離れる努力が必要でしょう。
バンクーバーの冬の寒さはあまり寒くなく、気温が0℃を下回ることはほとんどありません。夏の最高気温も25℃前後と非常に過ごしやすい気候が続き、また日本と同じように四季もあり季節も変わり目を楽しむことができます。
しかし秋から冬にかけて、バンクーバーは長い雨期に入り雨の日が続きます。気温が氷点下にならないため、雪が降ることはほとんどありませんが、雨が多い時期が約半年続きます。そのためレインクーバーと呼ばれることもあります。豊かな自然に囲まれていて、海や山でのアクティビティがたくさんあるバンクーバーですが、雨期の間はアクティビティが制限されてしまいます。
また、東側のトロントやモントリオール、、ケベックシティは10月ごろから4月ごろまで寒さが厳しく、雪が多い長い冬に入ります。日本でいうと、札幌市と同じような天候です。
10月ごろから氷点下になったり、雪が降り始めたりし、どんよりとした天候が4月ごろまで続きます。そのため、スノーブーツや厚手のダウンジャケット、手袋などの防寒着の用意が必要です。
日照時間が短くスッキリしない天候が続くため、気分が落ち込んだり、引きこもりがちになったりする人も多くいます。
日本の物価に比べると、カナダの物価は非常に高いと感じることがよくあります。
特にトロントやバンクーバーなど移民が多い大都市では、近年の移民の急増やカナダドル安により住宅価格が高騰しています。その結果、留学生向けのシェアハウスやホームステイ費用も影響を受け、価格が上昇しています。
生鮮品や生活必需品には消費税がかかりませんが、外食や洋服、雑貨等には消費税がかかります。州ごとに異なる税率を定めていますが、ほとんどの州で消費税が10%以上に設定しています。その上、カナダにもチップ文化があるため、外食では消費税(10%〜14%)+チップ(15%前後)を支払うことになります。
カナダの物価って実際どれくらい高い?現地の物価事情を項目別にまとめて解説!
メリットでも紹介した通りカナダは住む人種が多岐に渡ります。そのため中には英語が苦手な人も多く、そういう人たちとコミュニケーションを取っている人々は相手の英語が上手くなくても、何を言いたいのか汲み取ろうとします。
もちろん、英語初心者であれば相手に自分に言いたいことが伝わることも大事で、英語でのコミュニケーションが成立しやすいカナダは留学先としてとても良い環境です。
しかしある程度勉強が進み、ある程度語学力がついてくると、下手でも汲み取ってもらえる環境ゆえに正しく英語を話そうというモチベーションが下がってしまう恐れがあります。
比較的日本に近い、西海岸のバンクーバーは成田や羽田からの直行便で10時間、東海岸のトロントやモントリオールとなると、13時間以上の長旅になります。
航空券も往復で最低でも10万円、夏休みや連休時などは15万円以上と高額です。距離的にも、金銭的にも簡単に日本へ帰ることができないことがデメリットの1つです。
カナダ行き(バンクーバー・トロント・モントリオール)格安航空券の徹底比較!
ここまでカナダ留学のメリット・デメリットについてご紹介してきました。
カナダ留学では、さまざまな人種のアイデンティティが認められる多様性の中勉強できます。さらに身につく英語は訛りが少ないキレイな英語なので留学後英語を使って仕事したい方には特におすすめの留学先です。
一方で都市によっては日本人が多かったり、冬場の寒さが厳しかったりと、目的に合った場所を選ばなければせっかくの留学を失敗させてしまうことにもつながります。
また「なるべく物価が低い留学先がいい!」「厳しい環境でもっと自分の英語力を高めたい!」という方は、もしかすると別の留学先を検討した方が良いかもしれません。
以下では人気の留学先を何箇所か紹介しているので、他の国のメリット・デメリットを知りたいという方は参考にしてみていただけると幸いです。
厳しい環境の中将来につながる英語力を身につけたいならアメリカ留学!
アメリカ留学のメリット・デメリット
予算を抑えてコスパよく留学したいならフィリピン留学!
フィリピン留学のメリット・デメリット
温暖な気候の中で留学生活を楽しみたいならオーストラリア留学!
オーストラリア留学のメリット・デメリット
これまでカナダ留学のメリット・デメリットについて紹介しました。
今回ご紹介したように、カナダ留学には、自然豊か、留学スタイルが多様といった特徴があります。
記事を通してカナダ留学が合っていると感じた方もいるかと思います。そういった方はカナダ留学について具体的に考えていきましょう。
カナダ留学前の準備の流れ
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カナダでキレイな英語を身につけよう!
カナダは訛りが少ない英語で有名。多文化で留学生にも寛容なので、初心者でも一からレベルアップができます。
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