■ シンヌラッパ厳粛に、白老アイヌ協会が先祖供養祭

【2018年8月15日（水）朝刊】

　第１４回白老アイヌ碑先祖供養祭（白老アイヌ協会主催）が１１日、白老町高砂町の白老アイヌ民族記念広場で行われ、関係者約９０人がイナウ（木幣）が飾られた祭壇に果物やお神酒、団子などをささげた。

　先祖供養の儀式「シンヌラッパ」は、同協会の新井田幹夫会長が祭司を務め、厳粛に執り行われた。祭壇では供物をささげ終わった後、その残りを少しずつ口に運んでいた。

　儀式後、新井田会長、神戸典臣道議、岩城達己副町長、山本浩平町議会議長があいさつを寄せた。札幌ウポポ保存会の二十数人は古式舞踊を披露、参加者はアイヌ民族の伝統料理を口に運びながら観賞した。
（富士雄志）

【写真＝祭壇に果物や団子などを供える先祖供養祭参加者】

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