第47回「先生と子供の会話編」
A.「得意な教科は何?」
- A
- 右手で指文字の”や”を作り、親指を鼻にあて、前方に出します。
- B
- 両手のひらを上に向け、胸の前で2回程、軽く上下に動かします。(教科書を読んでいるイメージです。)
- C
- 右手で指文字の”ひ”を作り、図のように左右に振ります。(”どんな”という手話も同じです。)
B.「国語。本を読むのが好き。」
- A
- 両手の親指を立てて、図のように同時に押し出します。(漢字の”国”の形です。)
- B
- 両手のひらをつけ合わせ、本を開く仕草をします。
- C
- 左手の手のひらを手前に向け、右手の人差し指と中指を上下させます。(”読む”という手話も同じです。)
- D
- 右手の親指と人差し指を開いて、顎にあて、斜め前に出しながら指先をつけ合わせます。
A.「苦手なものは?」
- A
- 右手で指文字の”ほ”を作り、指先で鼻先をたたきます。(鼻を高くすることは、自慢することを表すので、その逆に鼻をたたくということは、苦手ということを表しています。)
- B
- 右手で指文字の”ひ”を作り、図のように左右に振ります。(”どんな”という手話も同じです。)
B.「算数。計算が苦手。」
- A
- 両手で指文字の”ゆ”を作り、図のように両手の小指側を左右に2回程打ち合わせます。
- B
- 右手の指先を下に向けて左手のひらの上で2回程、横に払います。(そろばんの玉を払うイメージです。)
- C
- 右手で指文字の”ほ”を作り、指先で鼻先をたたきます。(鼻を高くすることは、自慢することを表すので、その逆に鼻をたたくということは、苦手ということを表しています。)
おまけ
1.「運動」
両手ともグーにして、体の横で腕を交互に振り、走っている時の腕の動きを表現します。(”走る”と言う手話です。)
2.「成績」
両手の人差し指を立て、右手を上下させながら、右へ動かします。(折れ線グラフを表しています。)
3.「漢字ドリル」
- A
- 右手の指を折り曲げて、口の前で2回程回します。
- B
- 左手のひらを上に向け、指先を相手に向けます。左手のひらで、右手の親指と人差し指でページをめくる動作をします。
4.「家庭訪問」
- A
- 左手のひらを右に向け、指先を斜め上に向けます。左手(屋根)の下で右手のひらを下に向け、その手を回します。
- B
- 左手(屋根)の下に、人差し指を立てた右手を手前に引き寄せます。(来訪客が家に来る様子を表しています。)
5.「自由研究」
- A
- 両手こぶしをひじを使って、交互に上下させます。
- B
- こぶしを握った両手を手首で交差して、ねじるようにします。
6.「下敷き」
両手とも指文字の「て」を作り、左手は甲を上、右手はひらを上にします。左手のひらの下に右手のひらがくるように重ねます。(左手がノート、右手が下敷きを表しています。)
7.「クラブ活動」
- A
- 両手のひらを自分に向け、その指先をつけ合わせ、図のように水平に手前に円を描きます。(”グループ”・”班”・”集団”という手話も同じです。)
- B
- 両手をグーにして、図のように交互に前に動かします。(手を活発に動かすことで、活動している様子を表しています。)
8.「そうじ当番」
- A
- 両手(右手が上、左手が下)をグーにして、つけ合わせ、ほうきで掃く動作をします。
- B
- 右手の親指と人差し指で左手の腕を巻くようにします。(”係り”という手話も同じです。腕章の形を表しています。)
9.「時間割」
- A
- 左手は甲を上に向け、グーにします。右手の人差し指の指先を左手首の上にあてます。
- B
- 左手のひらを自分に向け、指先を右に向けます。右手を軽く広げてその指先でたて横に格子を描きます。(学科などの時間割表を表しています。)
10.「学級委員」
- A
- 両手のひらを顔に向けて、両手を胸の前で2回程、軽く上下に動かします。(教科書を読んでいるイメージです。)
- B
- 両手のひらを自分に向け、その指先をつけ合わせ、図のように水平に手前に円を描きます。(”グループ”・”班”・”集団”という手話も同じです。)
- C
- 右手の親指と人差し指で輪を作り、左胸にあてます。(胸につけているバッジを表しています。)
作成日:2008.6.4
2008