第36回「地震の会話編」
A.「今朝の地震、恐くなかった?」
- A
- 両手のひらを下に向け、図のように何かを押さえるようにします。(”今”・”今日”という手話も同じです。)
- B
- 右手をグーにして、右手の指の背をこめかみにあて、図のように下に下ろします。
- C
- 両手のひらを上に向けて、図のように、前後に2回程、両手同時に早く動かします。(地面が揺れている状態を表します。)
- D
- 両手ともグーをして、2回程震えます。
- E
- 肩のあたりで、両手のひらを相手側に向けて、両手のひらを手前に返します。(”なにもない”というイメージです。)
- F
- ”あなたは?”という感じで手を差し出します。
B.「えっ、知らないよ。」
- A
- 右手のひらを顔に向け、左下に1回動かします。(”へぇ~”という手話も同じです。)
- B
- 左手の指先で、左胸の上あたりを2回払い上げます。(”分からない”という手話も同じです。)
A.「津波注意報も出てたょ。」
- A
- 両手のひらを胸に向けます。両手の指を少し折り曲げ、大波が打ち寄せるイメージで、両手を手前に丸め込みます。
- B
- 両手とも指文字の”た”を作り、図のように、両手を上下に置き、胸にあてます。
- C
- 両手とも指文字の”れ”を作り、口の横に置き、2回前方に出します。(”報告”の手話です。)
- D
- 左手のひらを相手側に向け、右手の人差し指を左手のひらの真ん中にあて、図のように少し前に押し出します。
B.「寝てて気づかなかった。」
- A
- 右手をグーにして、顔の横に置き(枕をあてて横になるイメージ)、顔と一緒に右側に傾けます。(”寝る”という手話です)
- B
- 右手の人差し指を立てて、指先をこめかみにあて、勢いよく上に跳ね上げます。
- C
- 肩のあたりで、両手のひらを相手側に向けて、両手のひらを手前に返します。(”なにもない”というイメージです。)
A.「ほんと~?震度4だったょ。」
- A
- 右手のひらを左に向けて立て、人差し指の側面をあごに2回あてます。(”本当”の手話と同じですが、不思議そうな顔をして、表現するのがポイントです。あごにあてる回数が、1回だけだと”マジ?”とくだけた表現になるので、注意して下さい。)
- B
- 両手のひらを上に向けて、図のように、前後に2回程、両手同時に早く動かします。地面が揺れている状態を表します。
- C
- 右手で指文字の”ど”を表現します。
- D
- 右手で数字の”4”を表現します。
A.「目覚し時計とか落ちてなかった?」
- A
- 右手の親指と人差し指をつけ合わせて目の前に置き、指先を勢いよく離します。
- B
- 左手は手の甲が下になるようにして軽く握り、右手の人差し指で左の手首を2回ほど差します。(時計を差すイメージです。)
- C
- 右手は指文字の”れ”を作り、左胸の前に置き、図のように手首をねじりながら、右に動かします。
- D
- 右手は指文字の”お”を作り、指先を横に向け、顔の横から斜め下へ向かって、パッと開きます。
- E
- 肩のあたりで、両手のひらを相手側に向けて、両手のひらを手前に返します。(”なにもない”というイメージです。)
- F
- ”あなたは?”という感じで手を差し出します。
B.「そういえば、花瓶が倒れてた。」
- A
- 両手とも人差し指と親指を立て、人差し指が相手側、親指が自分側になるように置き、人差し指と親指の指先を2回トントンとあわせます。両手の位置は、右手を相手寄り、左手を自分寄りに置きます。(相手と自分の意見が”同じ”という意味です。)
- B
- 右手の人差し指を伸ばして、口にあてて、図のように前方に出します。
- C
- 両手ともグーにして両手を交差させて、手首をつけ合わせます。手首を付けたまま交差させた手を入れ替えながら指先を開いて、手のひらを向かい合わせます。(花のつぼみが開くイメージです。)
- D
- 両手で英語の”C”を作り、小指側を下に向け、手のひらを向かい合わせて、図のように両手を同時に下に動かします。
- E
- 右手で英語の”C”を作り、小指側を下に向け、図のように右手を右に倒します。
A.「最近、地震が多いよね。」
- A
- 両手で何かを押さえるようにします。(”今”・”今日”という手話も同じです。)
- B
- 右手の指先を相手に向け、手のひらを左に向けて、横に2回程、振ります。(”位”・”頃”という手話も同じです。)
- C
- 両手のひらを上に向けて、図のように、前後に2回程、両手同時に早く動かします。地面が揺れている状態を表します。
- D
- 両手のひらを胸に向け、親指から小指まで順に指を素早く折りながら体の中心から外側に動かします。
- E
- 両手とも人差し指と親指を立て、人差し指が相手側、親指が自分側になるように置き、人差し指と親指の指先を2回トントンとあわせます。両手の位置は、右手を相手寄り、左手を自分寄りに置きます。(相手と自分の意見が”同じ”という意味です。)
B.「大きな地震が起きないといいね。」
- A
- 右手は指文字の”む”を作り、左から右へと少し上に弧を描きながら、動かします。(”凄く”という手話も同じです。)
- B
- 両手のひらを上に向けて、図のように、前後に2回程、両手同時に早く動かします。地面が揺れている状態を表します。
- C
- 右手の人差し指を立てて、指先を相手の方に向け、図のように、下にカーブをつけながらひねります。
- D
- 肩のあたりで両手のひらを相手側に向けて、両手のひらを手前に返します。(”なにもない”というイメージです。)
- E
- 右手をグーにして、親指側を自分の鼻に向けて置き、前に下ろします。(”良い”という手話です。)
作成日:2004.10.01
2004