第16回「オフィスにて(2)」
1.「パソコンの調子がおかしいので、見てもらえませんか?」
- A
- 左手は指文字の”ぱ”です。右手はキーボードを打つようにしましょう。
- B
- 両手とも指文字の”て”を作って、顔の前で交互に2回程、上下に動かします。(”様子・状態”という手話)
- C
- 右手の人差し指を伸ばして、その指先をあごにあてながら、頭を右側に少し下げます。(”不思議”という手話)
- D
- 両手とも親指と人差し指で輪を作ってつなぎ、前に出します。(”だから”という手話)
- E
- 右手の人差し指と中指を立てて、その指先を目に向け、目に近づけます。
- F
- 両手を軽く前に出して、自分の体に引き寄せます。
2.「分からない事があったら遠慮なくいつでも言って下さい。」
- A
- 左手の指先で胸の上を2回程はらい上げます。(”知らない”という手話も同じ)
- B
- 両手は指文字の”こ”を作って、上下に向かい合わせます。
- C
- 手のひらで何かを押さえるようにします。
- D
- (1)両手のひらを下に向けて、前に出して、自分の方にゆっくり引きながら指先をつけ合わせる。
(2)両手のひらを向かい合わせて、同時に手前に引きます。(どちらでも構いません。) - E
- 両手の指先を胸の上に持っていき、同時に下へおろします。(”いらない”という手話も同じ)
- F
- 両手は数字の”6”の形を作って、この指先を向かい合わせて、2回程クルクル回します。(”いつも”・”毎日”という手話)
- G
- 右手をパッと2回程開きながら、顔に近づけます。
- H
- 左手を目の前から斜め下へ。この時顔も一緒に少し下げます。(両手でもOK)
3.「昼休みになったので、皆と一緒に食べませんか?」
- A
- 人差し指と中指を立てて、額にあてます。(正午をぴったりさす時計というイメージです。)
- B
- はじめに両手の手のひらを合わせた状態から、右手だけ裏に返します。(”なる”という手話)
- C
- 両手の親指と人差し指で輪を作ってつないだら、前に出します。(”だから”という手話)
- D
- 右手のひらを下に向けて、左側から右側へゆっくり弧を描いて動かします。
- E
- 両手の人差し指を立てたら、近づけて合わせます。(”ついでに”という手話も同じ)
- F
- 左手はお茶碗、右手はおはしに見立てて食べる動作をします。
- G
- ”あなたは?”と言う風に手を差し出します。
4.「お客様にお茶を3つお願いします。」
- A
- 右手は指文字の”た”を作って、左手のひらを上に向けて、右手を左手のひらにのせて、前に出して、自分の方に引きます。
- B
- 左手のひらを上に向け、指先を右に向けます。右手は湯飲みを持つイメージで小指側を左手のひらに2回程あてます。(左手が茶托、右手が湯のみを表します。)
- C
- 指文字の”わ”です。
- D
- 右手を目の前から斜め下へ。この時顔も一緒に少し下げます。(右手だけでもOK)
5.「この資料を整理して下さい。」
- A
- ”これ”という風に指さします。
- B
- 左手は指文字の"し"を作って、左手のひらの上に右手をのせて、手前から前方に2回程動かします。
- C
- 両手の人差し指を立てて、左右に引いて下におろします。(紙の形を表しています。)
- D
- 両手のひらを向かい合わせて、同時に上下させながら右に動かします。(”準備”という手話)
- E
- 右手を目の前から斜め下へ。この時顔も一緒に少し下げます。(両手でもOK)
おまけ
左手は指文字の”れ”を作り、右手は数字の”5”を作って、この指先をつけ合わせて、図のように弧を描きます。
(左手は”N”、右手は”EC”という形を表します)
図のように、同時に2回程指先をつけ合わせる時に左右に引き離します。(”柔らかい”という手話)
両手でグーをして、つめ側をつけ合わせて、逆にひねります。
- A
- 両手のひらをつけ合わせて、左右に開きます。(本を開くイメージを表します。)
- B
- 右手の小指側を左手の親指と人差し指の間に挟みます。
両手は少し丸くして、両手を向かい合わせて、中央に寄せ、上に上げる時に同時に両手を握って上にあげます。
- A
- 左手のひらを上に向けて、右手の指先を2回程右側へ動かします。
(昔、そろばんで計算をするイメージを表します。) - B
- 指文字の”り”です。
- A
- 左手のひらを下に向けて、右手は指文字の”き”を作って、図のように左から右に引いて、途中で手前に引きます。
(計画というイメージを表します。) - B
- 指文字の”ふ”を作って、外側に引きます。(指文字の”ぶ”)
- A
- 両手の親指と人差し指で輪を作って、交互に前後に2回程動かします。(”売買”という手話も同じ)
- B
- 指文字の”ふ”を作って、外側に引きます。(指文字の”ぶ”)
左手はコップを持つ形を作って、右手はスプーンを持って、かき混ぜる仕草をします。
左手はコップを持つ形を作って、右手は紅茶のヒモを摘んで、2回程上下に動かします。
作成日:1998.03.31
1998