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【Bリーグ愛知】

大型補強の三河 攻撃の交通渋滞も対話増やして解消 復権へダッシュ仕掛ける

2019年10月1日 22時38分

新加入の三河・ガードナー

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 4年目となるBリーグ2019―20シーズンは3日、宇都宮(栃木から改称)―川崎で開幕する。昨季チャンピオンシップ(CS)出場が途切れた三河(中地区)は昨季終了後、2季連続得点王のダバンテ・ガードナー(28)=前新潟=や、経験豊富な点取り役の川村卓也(33)=前横浜=を含めて7人を獲得するなど大補強を敢行。同じ愛知県に本拠地を置く名古屋D(西地区)とともに、2回に分けて紹介する。

 少々のビハインドならば、難なくはね返す。三河は昨季終了後、2季連続得点王のガードナーや、得点力の高い川村らを獲得するなど、オフェンス陣を整えた。昨季終盤から出場機会を増やした若手も健在で、プレシーズンマッチのアーリーカップ東海は、2試合とも中盤以降に大量点を奪って逆転勝ちした。

 オフに補強したのはメンバー13人中7人。不安視されたチームワークも開幕前になって解消してきた。アーリーカップ東海決勝の名古屋D戦ではガードナー頼みだったこれまでと一変、4選手が2桁得点を挙げた。攻撃陣を生かす鍵は“交通整理”だ。川村は「どの場面で誰が得点すべきか見極めれば、すべての武器がかみ合う。攻撃の“交通渋滞”が解消し始め、お盆明けくらいになったかな」と胸を張った。

 大幅にメンバーが変わったことで、積極的に対話するように心がけてきた。練習時はプレーを止めて課題を指摘したり、アイデアを出し合った。「昨季まではおとなしかったが、ダメな部分はダメと言える雰囲気が生まれた」と鈴木貴美一ヘッドコーチ(HC、60)は変化を捉える。

 個々の力が完全に融合すれば、相手にとって脅威の布陣となる。203センチ、132キロのガードナーがゴール下を固め、アウトサイドから昨季日本人1、2位の平均得点を挙げた金丸、川村が遠距離弾を狙う。昨季成績では、この3人で1試合平均60得点以上。超攻撃的なチームに変貌する。

 5、6日の開幕戦はアウェーで琉球、次節はホームで千葉と、CS出場チームとの対戦が続く。昨季は開幕5連敗とつまずき、最後は1勝差に泣いただけに「今季は出だしから飛ばせるように」と鈴木HC。交通整理を進め、復権へダッシュを仕掛ける。(高畑章)

 

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