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中国建国70周年記念行事 学会代表として原田会長が出席 2019年10月3日

日中友好は世界平和の礎
中国建国70周年の記念レセプション。習近平国家主席がスピーチした(9月30日、北京の人民大会堂で、EPA=時事)
4000人が出席し人民大会堂で

 中国は1日、建国70年の国慶節(建国記念日)を迎えた。これに先立つ9月30日夕、中国政府主催の記念レセプションが北京の人民大会堂で開かれ、各国の政財界、文化団体の関係者ら約4000人が出席。学会の代表として原田会長が出席した。会長は、池田名誉会長から習近平国家主席、李克強総理に宛てた、建国70年を祝う親書を中国側関係者に託した。1日には北京の天安門広場周辺で祝賀パレードが行われた。
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 習近平主席は記念レセプションと祝賀パレードでそれぞれ演説。中国はこの70年で、人民の団結と努力によって、数千年にわたった貧苦との闘いに終止符を打ち、世界を驚かせる発展を成し遂げたと強調し、さらなる安定と平和に向けた抱負を述べた。
 世界が刮目する中国の発展ぶり――歴史学者トインビー博士が池田先生と四十数年前に対談した折、中国が21世紀に向けて、「世界の平和共存」と「人類文明の進展」に大きく貢献していくだろうと予見している時代になったと言えよう。
 池田先生は、日中友好こそ世界平和の礎との大局的な視点から、1968年に国交正常化提言を発表。以来、10度の訪中を軸に、青年交流、文化交流、教育交流の大波を起こしながら、両国関係が困難に直面した時も一貫して信義を貫き、強固な「金の橋」を人々の心に懸けてきた。揺るがぬ信頼の絆が結ばれてきた。
 レセプションの会場で原田会長は、中国人民対外友好協会の李小林会長と面会。建国70年を祝う池田先生の伝言を伝えると、李会長から丁重な謝意が寄せられた。また李会長から、明年に行われる予定の民音による舞劇「朱鷺」公演の成功を心から念願するとの話があった。
 さらに原田会長は会場で、9月28日にバンコクで会見したばかりのタイ王国・シリントーン王女と再会。王女が同29日に中国政府から「友誼勲章」を受勲されたことへの祝意を伝えると、心からの感謝と、さらなる交流の深化を望む言葉が寄せられた。
 1日の記念パレードには江沢民元国家主席、胡錦濤前国家主席ら、池田先生と友誼を重ねてきた歴代指導者も姿を見せた。李克強総理の開会の辞で始まった祝賀パレードでは、人民解放軍に続いて中国の56民族、各地域の代表らによる華やかな“民衆のパレード”が行われた。
 なお、民音の伊藤代表理事、東京富士美術館の金子常務理事らも記念レセプションに出席した。

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