石井クリニック副院長の会田雄太です。今回は免疫療法についてです。
2018年のノーベル医学生理学賞は夢の新薬といわれる免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ(商品名オプジーボ)の開発につながった京都大学の本庶佑名誉教授が受賞し話題になったのは記憶に新しいところです。日本ではがんの治療としては、標準治療、つまり、手術、抗がん剤、放射線療法を３本柱としており、今まで免疫療法はあまり脚光をあびることがありませんでした。しかし、患者自身のT細胞の遺伝子組み換えをおこなうCAR-T細胞療法のチサゲンレクル(商品名キムリア)、PD-1阻害剤、PD-L1阻害剤、CTLA-4阻害剤など続々と出現する免疫チェックポイント阻害剤や、光免疫療法(米国国立がん研究所の小林久隆研究員が研究中)など、第４の治療として期待される免疫療法も徐々に脚光を浴びるようになってきました。
当クリニックではがん治療に対し20年近くANK免疫細胞療法おこなっております。ANKとはAmplified Natural Killerの略でがんを殺すNK細胞の活性化を強力にあげてがんをどんどん攻撃します。現在まで700例以上行っており、著効例も多くの症例で認めています。このブログ内ではANK免疫細胞療法について書くとページがいくらあってもたりませんので、詳しくは石井クリニックのホームページのANK治療の項目(https://www.anktokyocancer.or.jp/ank/)やリンパ球バンクのホームページ(https://www.lymphocyte-bank.co.jp/)をご覧ください。そして、治療について相談されたい場合は、当クリニックのホームページ上に電話、メールでの相談どちらにも対応できるようになっていますので、ご連絡をお待ちしております。
