挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜 作者:ろろ
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
2/254

2話 左佐七(ひだりさしち)

 私の名前は左佐七ひだり さしち


 結構いい歳をしているがゲームは大好きだ。

 ガンドラル以外にも色々なゲームをやっていた。

 生活のすべてを捧げるほどまでにはなれなかったが、ほしいゲームの発売日には休みをとって、朝一から遊べるように仕事を調整するくらいにはゲームが好きだ。


 このガンドラルオンラインも開始日にはゲームができるように調整していた。


 そしてゲーム開始当日。

 ゲームのキャラクターが自動作成とは聞いていた。

 それもまた面白い。

 自分のデータがどうなるのか、自分はどんなキャラになるのか結構楽しみにしていた。


 意気揚々とゲームを始めた私は開始直後に困惑した。


ネーム  :サシチ

種族   :普人

属性   :無属性

ジョブ  :家政夫かせいふ

ジョブ特性:自分の家の中の状況を把握できる。自分の家の中であればすべての能力とスキル効果が上昇する。

所持スキル:格闘 投てき 調整 解体 味覚  判別 害虫探索 害虫駆除 範囲回復(家の中のみ)


 ジョブ、ジョブ説明、ジョブ特性、スキル構成全てに困惑した。


 そして考えた。

 一度ログアウトしてキャラの再度の作成が可能かも調べた、いろいろ問い合わせもしてみた。


 その結果、あきらめてゲームを始めることにした。


 このゲーム、他の人にジョブやスキルを知られることはない。

 自分から申請することはできるが、もちろん私は申請したことはない。

 たぶん申請したとしたら、パーティーを組んで一緒に遊んでくれる相手が見つからないであろうと思ったからだ。


 ダンジョン攻略パーティーに「家政夫」

 うん、難しい。

 たぶん私だってほかのジョブの人を選ぶだろう。


 幸いなことに私の所持スキルには、格闘と投てきがあったので戦闘関係でも特に問題もなく、所持スキルも見た目以上に使えるものが多かった。


 それぞれのスキルの効果を記すと


格闘  :素手での戦闘を行うためのスキル

投てき :物を投げたり投げつけるためのスキル

調整  :料理の時の味付けの調整に役立つ

解体  :獲物を解体するのに役立つ(料理の際には材料を切る時の補助にもなる)

判別  :食材やアイテムに危険があるかを見分ける

味覚  :より良い味をつくりだしやすくなる。料理の効果が上がる。また料理の素材の吟味にも役に立つ

害虫探索:周囲の敵を探索、察知する(ただし自分よりかなり弱い相手に限る)

害虫駆除:周囲の敵をロックし排除する(ただし自分よりかなり弱い相手に限る)

範囲回復:自分の家の中にいるキャラすべてに全ステータス異常とHP、MPを徐々に回復する。回復させるキャラは任意で選ぶこともできる。


 いざゲームを進めてみると使いづらいものもいくつかあるが戦闘、探索双方で普通に使えるものが多かったので、ゲームを楽しむうえでは特に不自由はしなかった。


+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。