素人目にも酷いデザインを次々と世に送り出している日本の誇るチープデザイナーの佐藤可士和さんという方がいます。
どうしてあんな酷いデザインを大企業がこぞって採用するのか不思議に思っていたんですが、検索してみたらみんな思っていたみたいで安心しました。

それは前から思っていたことなんですが、きっとデザインの世界には僕にはわからない奥深さがあって企業イメージとか既存のデザイン理論なんて超えたところに行ってしまったんだろうなと思うことで自分を納得させていたわけです。
しかし先日GUの看板を間近に見まして直感的に(あ、これは発禁レベルだわ)となるに至りエントリーしなければと思った次第です。
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こんなロゴなんですけどね。

GUに行くことが今までなかったので知らなかったんですが、結構前に変わっていたようで周りに聞いたらみんな知っていたんですね。感想を聞いても特に思うところは無かったようです。
僕だけなんですかね。あのロゴを見た瞬間家族でテレビを見ている時にエロシーンが流れた時のような気恥ずかしさを感じたのは。
「グ」としか読めない配置、何も訴えてこない幾何学的な書体、何の余韻も感じさせない無駄なスペース、チープな色使い。そして何よりもみんなが避けてきたGUCCIのGですよこれは。
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下のリングのやつね。この真顔でやっちゃってるけど気にしてない感が恥ずかしいんです。

このロゴのコンセプトなんですが、
ユニクロ同様、正方形の中に文字を配置し、ユニクロのメインカラーである赤と対比する色として青をベースカラーとしており、文字色に使われている明るい黄色で"優等生のユニクロを兄に持つ、おしゃれでちょっとやんちゃな妹"というイメージを表現している。
らしいんですが、赤の対比が青っていうのは笑うとこだとしても妹感は全然表現できてないです。少なくともこのコンセプトに寄り添っていれば擁護のしようもあったんですが、商品イメージとも全く違うしわけが分かりません。

他にもありますよ。今年大ヒットしたセブンカフェです。
#セブンカフェの様子 が各店舗の工夫いっぱいで面白い - NAVER まとめ
字がちっちゃくて英語でわかりにくいのでこのザマですよ。せめてLとMにすればよかった。
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そしてRは楽天かと思いましたよ。
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セブンカフェのヒットはテプラが支えたと言っても過言ではありません。


あと国立新美術館のやつ
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「新」をロゴに持ってくる所も斬新なんですが「薪」でしょこれ。
「薪」ってなんだよと思ったら「新」で、「新」ってなんだよと思ったら美術館だったとか言う動揺を誘うコンセプトなんですかね。


あんまり悪く言ってると怒られそうなのでどうして佐藤可士和氏がこんなに重宝がられているのかというところに話を移します。

佐藤可士和氏はデザインというよりもブランディング能力に長けた人なんだろうと思います。つまり、自己ブランディングが素晴らしいんでしょう。以上です。