ラグビーW杯日本代表のWTB松島幸太郎が2日、トライ王への意欲を口にした。現時点の3トライは2日時点で1トライ差の2位。W杯の過去8大会では、のべ13人のトライ王が誕生しているが、内訳はニュージーランド(NZ)が8人、フランスが2人、オーストラリア、南アフリカ、イングランドが各1人と、W杯決勝進出経験のある伝統国の選手ばかり。もし松島がトライ王を獲得すれば、新興国としても、強豪10カ国・地域に続く2番手グループの「ティア2」勢としても、初の快挙となる。
▽第1回(1987年度)6 カーワン、グリーン(ともにNZ)
▽第2回(1991年度)6 キャンピージ(オーストラリア)、ラフォン(フランス)
▽第3回(1995年度)7 ロムー、エリス(ともにNZ)
▽第5回(2003年度)7 ハウレット、ムリアイナ(ともにNZ)
▽第7回(2011年度)6 クレール(フランス)、アシュトン(イングランド)
この日の会見では5日のサモア戦に向けて「チャンスがあればトライを取りにいきたい。トライ王も見えてくる」と話したが、トライを量産して決勝トーナメントに進出することが快挙への条件となりそうだ。