【ドーハ(カタール)川村庸介】日本陸連の麻場一徳強化委員長は2日、当地で報道陣の取材に応じ、開幕から4日間を終えた世界選手権を中間総括。「いい東京五輪を迎えられる手応えはある」と金メダル1、入賞4、日本新1という成績を振り返った。
また、男子100メートル準決勝でサニブラウン・ハキームがスタートの号砲が聞こえなかったと訴えていたことについて、レース翌日に国際陸連に説明を求めたところ「正常に稼働し、問題はない」と回答があったという。麻場委員長は「本人は『信じて疑わなかったものが聞こえなかった感覚』と言っていたが、泣き言は言わず次に向かっていたのは素晴らしい」とサニブラウンとのやりとりも明かした。