朝日小学生新聞に1986年から連載され、人気アニメシリーズ「忍たま乱太郎」の原作として知られる漫画「落第忍者乱太郎」が、12月28日付の紙面で33年にわたる連載を終えることが1日分かった。兵庫県尼崎市出身で作者の尼子騒兵衛さんが、1月に脳梗塞を発症した影響から、毎日の連載は難しいと判断したという。
朝日学生新聞社が1日発表した。「落第忍者-」は、一流の忍者を目指す忍者のたまごたちが活躍する物語。主人公の「猪名寺乱太郎」をはじめ、尼崎の地名が付いたキャラクターがいる。朝日新聞出版がこれまでに単行本64巻を刊行し、累計発行部数が計930万部を超える人気作だった。
連載は、尼子さんの脳梗塞が分かった後の4月から「傑作選」として続けられてきたが、尼子さんが継続を断念したという。連載終了に伴い、単行本も11月30日に発売予定の65巻で完結する。
現在はリハビリに励んでおり、来年4月からは「落第忍者-」のキャラクターが登場する月1回の新連載を朝日小学生新聞が準備中。尼子さんは、神戸新聞の取材に「今は右手が使いづらいが、絵と文章で乱太郎の冒険は書き続けたい」と話している。同新聞編集部は「連載はいったん終わるが、尼子先生が創りだした乱太郎の世界は終わらない。新しいステージに行きます」としている。(大盛周平)