演歌歌手の原田悠里(64)が1日、東京・大田区のアプリコで秋のコンサートを開き、ヒット曲や約20分にわたるオリジナル作品の歌唱でファン1400人を沸かせた。
デビュー38年。秋恒例のコンサートは14回目を迎えた。毎回趣向を凝らしたステージが話題になる中、今年はオペラ「蝶々夫人」をモチーフにオペラ、歌謡浪曲、演歌、語りを融合させた約20分のオリジナル曲「明治の幻燈 蝶々夫人」に挑戦。19歳の蝶々夫人ら3人の人物を演じ分けながらの熱唱を披露した。
大学では声楽を専攻し、浪曲は二葉百合子さん(88)に指南を受けた。原田は「これまで学んできたものを、ひとつの形にしてみよう、と思い立った挑戦です。今後もいろいろなことに挑戦していきたい」と話していた。