ハロー!プロジェクト(ハロプロ)所属のアイドルグループ「アンジュルム」のサブリーダー、中西香菜(22)が30日、公式サイトでハロプロおよび同グループからの卒業と芸能界引退を発表した。12月10日に東京・豊洲PITで開催する全国ツアーのファイナルがラストステージとなる。
中西によると、卒業を考えるきっかけとなったのは、昨年11月ごろに足を痛め、「左アキレス腱付着部炎」と診断されて活動制限となってしまったことだった。「思うように動けなかった分、たくさんたくさん考えました。1人の人間として、一生お仕事をしていきたいと考える中で、将来のために、今この優しい環境を離れて、一から勉強したいなと感じるようになりました」
今年初めから所属事務所と話し合っていたが、24日にパシフィコ横浜で行われた勝田里奈(21)の卒業コンサートで、サブリーダーとしての任務を全うしたいという中西の意向もあり、このタイミングでの発表となった。
現在は美容や飲食関連といった新しいジャンルに興味を持ち始めているという。「経営という分野も一から学んでいきたいと思っています。まだまだ知らない世界がたくさんあると思うので、知って自分のいろんな部分を変えて人間性を磨いていきたいです」としている。
中西は2011年10月に「スマイレージ」の正式メンバーに昇格。14年12月から改名したグループ名「アンジュルム」の名付け親となった。15年11月にサブリーダーに就任。