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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]凱旋門賞 キセキ角居師 「いつでも勝てるチャンスある」

2019年10月1日 紙面から

 今年の「凱旋門賞」(GI・6日・パリロンシャン・芝2400メートル)は3頭の日本馬が出走する。そのうちの1頭であるキセキはフランスのパリ近郊にあるシャンティイに滞在している。管理する角居勝彦調教師(55)=栗東=は、管理馬2頭目の挑戦。本番を前に、3着だったフォワ賞の回顧、凱旋門賞への意気込みなどを聞いた。 (聞き手・山本諭)

 -前走のフォワ賞(9月15日、3着)は逃げる馬の後ろで控える形が良かったとのことですが、振り返ってください。

 角居師「スタートが良かったですし、馬なりで先頭に立つ形になりました。勝ち馬(ヴァルトガイスト)にはちょっと離された(3馬身差)感じはあります。走り慣れてないコースで、走り慣れてない展開だったかな」

 -次へ向けてめどは?

 「めどが立ったかは分からないけど、馬がコースと距離はイメージしてくれていると思っています」

 -鞍上にスミヨンを確保しました。

 「早めに依頼はしていました。トップジョッキーが乗ってくれるのは心強いです。レース後はもうちょっと馬場が重くなってくれると面白いと言っていました。前向きでしたね」

 -キセキのいいところを教えてください。

 「一本調子だけど、スピードもあるし、パワーもあります」

 -台風接近でかなりの道悪だった(2017年の)菊花賞を勝ちました。

 「ああいう馬場でも大丈夫ですね」

 -凱旋門賞は10年のヴィクトワールピサ(7着)以来の挑戦(同馬は11年も渡仏したが出走回避)です。

 「当時、調教は全然手応えがなかったです。(周りに)言われるがままやって使ったという感じでした」

 -その時の経験が今回に生かせるのでは?

 「調教はイメージできるようになって、調教量とか、どれぐらい負荷をかければいいかというのはできますね」

 -キセキを出走させるにあたって、適性判断で一番重視したのは?

 「重馬場で走れるということと、フォワ賞は逃げたけど、ある程度先行力があるというのは大事です」

 -環境への慣れは?

 「フランスへ行って、すぐに慣れていました。そういう意味ではエネルギーのロスがないの分かりました。(17年に)香港に行っているので、経験があるのが良かったと思います」

 -調教はどうですか。

 「ストライドが大きいので、日本にいる時は普通のキャンターのペースを取るのが難しかったですね。ヨーロッパは割と速く流れる調教をしてくれるので、乗りやすそうでした」

 -そういう意味では普段でも扱いやすいのですか。

 「あまりドタバタしませんね。扱いやすい馬はいないですけど、うちの馬の中では扱いやすい方ですね」

 -角居厩舎の馬は海外GIで5勝しています。海外で勝つ喜びは格別なのでは?

 「競馬はヨーロッパ、アメリカに比べると日本は後発ですが、その本場の国へ行って勝つのはうれしいですね。海外で君が代の演奏を聞くと格好いいなと思います。アメリカ(05年にシーザリオでアメリカンオークス制覇)で、トランペットで演奏してくれました。オーストラリアでも聞いた記憶があります。自分の馬のために演奏してくれるというのがうれしかったですね」

 -凱旋門賞は日本馬は未勝利ですが、2着4回と活躍しています。

 「いつでも勝てるチャンスはあると思います。日本馬のレベルも上がってますからね」

 -凱旋門賞を勝つという夢をかなえてください。

 「そうですね。チャンスがあれば」

 

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