アイルランド戦で逆転トライをあげたWTB福岡堅樹(27)は「勝てたことはうれしかったけれど、もう喜びよりも次に向けて切り替わっています」と、視線を次のサモア戦に向けていた。
前回W杯は南アフリカを破る金星を上げたが、続くスコットランド戦に敗れ、8強入りを逃した。「自分はその試合を経験しているし、同じことを繰り返さないような準備をしていきたい」
WTBの競争もし烈だ。ロシア戦で3トライをあげ、ジョセフHCから「フェラーリのようだ」と評された松島は「僕からみたらフェラーリは福岡」と同い年のライバルに賛辞をパス。高速スポーツカーになぞらえられた福岡は「燃費が悪いってことかもしれないけど、ホメ言葉と受け止めておきます」とニッコリ。
日本代表通算トライは福岡が22で、松島が20。走り屋同士のライバル意識がサモア撃破の原動力になる?(大友信彦)